学校 (屋上)
ガチャッ
リョーマはベンチに座る美月に問うが、反応がない
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テニス部
リョーマと美月で組み、再び練習を始める
美月からサーブを打つ事になり、技ありとなる。
パコンッ!!
美月は無言で右腕でツイストサーブを打つ
リョーマはサーブの重さに気づき、左手に持ち変える
パコン!!
パコンッ!!
15ー0
リョーマは右膝を地面に付き痺れが治ったのかゆっくりと立ち上がると、左手を見つめる
美声で声をかけてきたのは白馬の王子とも呼ばれる天才、不二だった
リョーマと不二は美月を同時に見つめる
美月は自分の左の手首を掴み何か悲しげな表情をする
不二は心配そうなリョーマの顔を見ると美月に近づく
リョーマの声を無視しネットを飛び越える
美月は不二に気づく
ドサッ
不二は美月の腰に手を添え、片方の手を髪を撫でる
不二は顔を近づけそう甘い声で言う
不二はそのまま戻って行ったが、美月は何をされたのか理解していなかった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。