第4話

♯4
470
2021/04/26 14:55
2002年7月7日
この日は浅川あなたの6歳の誕生日だ。
しかしこの誕生日はきっと誰も体験したことのないほど辛い日である。この日から浅川は、自分の誕生日が怖くなった。プレゼントを見ることさえすら辛かった。過呼吸を起こす程だった
母
朝の五時よ、早く起きなさい!
なぜ寝かしてくれないの!今日は私の誕生日だと言うのに。せめて、7時まで寝たかったのに…なんて事を母の前で言ったら、殺されるかも知れない。
浅川(なまえ)
浅川あなた
おはようございます。起きるのが遅くなってごめんなさい。
私は謝った。きちんと母に謝った。でも、誕生日の日に親に謝るなんて思っても無かった。
父
お前は6歳にもなって敬語という物が使えないのか!
敬語?何それ?私は今きちんと謝っのに何が悪いの?一体何がしたいの?私は訳が分からなくなりパニック状態に陥った。そして、奇声を発してしまった。

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