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第1話

いや、私まで巻き込まないで下さいよ…
1,844
2021/01/27 12:44
ある日、冥府ではこんな事が起きていた。
閻魔大王
おい、あなた。
(なまえ)
あなた
なんでしょうか、閻魔大王様。
閻魔大王
ある人間の借金返済のためにエマが現世へ行ったことは
知っているな?
(なまえ)
あなた
はい。
閻魔大王
結論から言うが…お前も現世に行き、エマの手伝いをしてもらいたいのじゃ。
(なまえ)
あなた
はい。…え?
(なまえ)
あなた
ど、どうしてでしょうか?
閻魔大王
現世ではエマが現世へ行ってからひと月経っておる。 
でも今の様子を見ると、まだ10万も返済されていないことが分かるんじゃ。
今のままでは返済するには最も困難だ。そして君はエマの部下だろう?
という事で、君には現世へ行って貰いたいんじゃが…どうかね?
(なまえ)
あなた
(どうしよう…エマさん、私苦手なんだよね…
でも閻魔大王様の御言いなりだし…もしかすると報酬が貰えるかもしれない……やろう。)
(なまえ)
あなた
はい、分かりました。直ちに準備致します。
閻魔大王
ありがとう。あなた。
___
(なまえ)
あなた
(…準備出来た…行こう。)
(なまえ)
あなた
鍵を使って…と(ガチャッ
(なまえ)
あなた
んっ…!
扉を開けた瞬間、私は白い光に包まれた。
~現世~
(なまえ)
あなた
…エマさんのいる場所は…あそこか…
(なまえ)
あなた
…アパートなんですね…それはそうか、借金返済するんだから一軒家なんか建てられませんよね。
ピンポーン
???
???
はーい
ガチャッ
財賀零士
財賀零士
…どちら様でしょうか?
(なまえ)
あなた
こちら、財賀零士様のお宅でお間違いないでしょうか?
財賀零士
財賀零士
えっあ…はい。
(なまえ)
あなた
私、エマさんの部下であなたと言います。
今日から借金返済の手伝いをさせて頂きます。
財賀零士
財賀零士
はい…って、えぇ!?
エマ
エマ
零士さん、どうしたんです…って、あなた!?
どうしてここに!?
(なまえ)
あなた
閻魔大王様からお二人の借金返済の手伝いをしてきなさいと言われたので。
財賀零士
財賀零士
え、えぇ…
エマ
エマ
うぅ…こんなくそ真面目を家にあげたくありませんが閻魔大王様が言うなら…
財賀零士
財賀零士
いや今さらっとこの子の悪口言わなかった?
(なまえ)
あなた
…とりあえず、お邪魔します。
財賀零士
財賀零士
あ、はい
そして、この日から借金返済の日々が始まったのであった__

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