第6話

#6 出会い
1,557
2020/01/31 07:45
相川芽衣
相川芽衣
(ぐすっぐすっ)
私は涙が止まらなかった。
母が不倫なんて……。
持ってきたはいいけど、お金だってそんなにないし、洋服持ってたって着替えるとこないし……。
相川芽衣
相川芽衣
はぁ、これからどうしよー。
ななもり。
ななもり。
どうしたの?
急に声をかけられ、私はびっくりした。
相川芽衣
相川芽衣
え、いやなんでもないです……。
ななもり。
ななもり。
俺にはそうは見えないけど
ジェル
ジェル
お!なーくんナンパか?
さとみ
さとみ
やるねぇ。
莉犬
莉犬
おーい!3人ともどうしたの?
るぅと
るぅと
どうしたんですか?
ころん
ころん
なになに?
って僕のこと置いてかないでよ。
なーくん(?)という人に続いて5人来て、私は6人の男性に囲まれた。
この時はまだ気づかなかった。すとぷりに囲まれてたなんて。
ななもり。
ななもり。
ナンパちゃうわ笑
この子泣いててさ……。心配で
さとみ
さとみ
君、どうしたの?
莉犬
莉犬
ここじゃあ話しずらいんじゃない?
あ!家来てもらえば?
人目気にしなくていいし。
るぅと
るぅと
それはいい考えですね。そうしましょう。
ジェル
ジェル
そうと決まればレッツゴー!
ころん
ころん
ちょっと家主僕なんだけど……。
突然の出来事に私は頭が追いつかなかった。
相川芽衣
相川芽衣
あの、お気持ちはありがたいんですけど、私は大丈夫ですので。それじゃぁ失礼します。(ぺこり)
ななもり。
ななもり。
あ…。行っちゃった。
さとみ
さとみ
本人がいいならいいんじゃないですか?
るぅと
るぅと
まぁ、それはそうですね。
相川芽衣
相川芽衣
あーこれからどうしよー。やっぱついていえばよかったな家
すとぷりと別れたあと私はどうしようか考えていた。すると、ある考えが思いついた。
相川芽衣
相川芽衣
あ!おばさんの家なら
おばさんだけは私の味方だった。昔からずっと……。
私は、おばさんの家まで行った。
相川芽衣
相川芽衣
(ピーンポーン)
おばさんお久しぶりです。芽衣です。
おばさん
おばさん
(ガチャ)
あら?芽衣?どうしたの?
まぁ入って入って
相川芽衣
相川芽衣
あの、実は……
私は、おばさんに全て話した。
するとおばさんは、私に言った。
おばさん
おばさん
えーと、それはつまり、家に住みたいってこと?
相川芽衣
相川芽衣
はい……。
おばさん
おばさん
うーん
相川芽衣
相川芽衣
だ、ダメですか?
おばさん
おばさん
ひとつ条件があるんだけど……。
相川芽衣
相川芽衣
え?なんですか?
おばさん
おばさん
さすがに私も芽衣を甘やかしすぎるわけにはいかないのよ。でも芽衣お金そんな無いでしょ?家賃払わせる訳には行かないから、ここに住む間、私と一緒にマネージャーとして働いて欲しいんだけど……。
相川芽衣
相川芽衣
あ!分かりました。やります!
おばさん
おばさん
本当!よろしくね!
この仕事が私の未来を大きく変えることになる。

プリ小説オーディオドラマ