第5話

#5 衝撃の事実
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2020/01/29 13:20
(はぁはぁ…。
思わず早退してきちゃった。
家入りずらいなぁ。あーもーいいや。)

私は思いきって家に入った。
相川芽衣
相川芽衣
た、ただいまぁ
母
は?え、ちょっとなんであんたがいんのよ。学校は?早退してきたとか言わないでしょうね。
相川芽衣
相川芽衣
えっと、早退して来ました。
母
意味わかんない。なんで?
私は思いきって、いじめられてることを話した。
相川芽衣
相川芽衣
実は私、ずっと前からいじめられてて、それで限界がきて……。
すると母は、思いもよらないことを言った。
母
いじめ?あんたが?フッ‪w
何あんたまさかの自分は虐められないとでも?私に似ないでブスなんだからしょうがないんじゃない?
私は涙をこらえた。
そしておそるおそる母に聞いた。
今私の目の前にある光景が理解できなくて……。
相川芽衣
相川芽衣
あのーお母さん。その人誰?
母
うっさいわね。あんたには関係ないでしょ!
相川芽衣
相川芽衣
もしかして、不倫してるの?
母
あーもー、そうよ。私もうあの人限界。
あの暴力男。私は幸せをつかんでみせる。
邪魔したら許さないから。
相川芽衣
相川芽衣
…………。
私は唖然とした。何も言葉が出てこなかった。
母
あと、あんたも私の前から消えて。
あんたみたいなブスが子供だなんて、
一生の恥になるからさ‪w
相川芽衣
相川芽衣
え、
母
うっさい!喋んな!消えろ!
私は、財布とスマホ、ある程度の服をカバンに入れ、家出をした。家出と言っても、きっともうあの家には帰ることはないだろう。

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