フワァァァァァ…………
《個性発動。春息吹》
デク「わ、わっ!?」
お茶子「……教室に………桜…………!?!?」
爆豪「…………!?!?」
峰田「わ、花びらが爆豪に集まってくぞ……!?!?」
シュウウウゥゥゥ…………ぱんっ
《ダメージ修復完了》
上鳴「桜が……消えてく………」
切島「………爆豪、どうだ………?」
爆豪「…………治ってやがる……………」
デク「………す……すごいよ毒蛾さん!!!
い、今の何!?!?」
お茶子「あんなん初めて見たぁぁぁ!!!」
耳朗「桜が、桜が教室に咲いたぞ……!?」
八百万「素晴らしい桜でしたわ!」
轟「……季節外れの桜、綺麗だった」
瀬呂「なんなんだアレ!?!?」
切島「すげぇよあなたちゃん!!」
毒蛾「あ……今のはもう一つの個性、
《春息吹》と言って……物や人を修復させる力を持っています。」
上鳴「じゃあ、最初に爆豪に使ったのは……??」
毒蛾「あれは《毒鱗粉》です。
物や人を内部から破壊していく力を
持っています。」
峰田「いやコッッワ!!!」
上鳴「爆豪そんなん吸ったんかよ!?」
轟「よく生きてたな、爆豪」
瀬呂「吸わなくてよかったぁ~……」
爆豪「しょうゆ顔テメェ、
俺ならいいってのか!!!」うがぁぁぁぁ
瀬呂「いや、ちげぇって!!!誤解だって!!!」
毒蛾「……うるさいと、また毒喰らわせますよ」
爆豪「うっ…………」
みんな「(大人しくなった……!!!)」
目蔵「……クラスにもう一人
『猛獣使い』が増えた訳だ………」
(もう一人は切島)
その頃、校長室。
校長「いやー、なんか騒がしいけど
仲良くやってるみたいだね!」
相澤「さっき覗いてみたらなんか
馴染んでたんで声はかけませんでした……」
校長「そっか~、なら良かった!」
相澤「……それで校長、話って……」
校長「……転校生の過去について、なんだけど」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。