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第6話

秘密
ツキ)シンタロー、やばい
ツキがメカクシ団に入ってから三日目の朝。
同じアジトにいるのに突然、ツキからメールが来た。
まぁツキは自分の部屋にいるから離れてるっちゃ離れてるけど、俺もアジトのリビングに居るんだぞ?
なんでメールなんだよ。
シンタロー)どうしたんだよ。
ツキ)やばい事になった。ちょっと外に出ろ。
メールでのたった2文のやり取りが終わり、俺は外に出た。
ちょっとするとツキも外に出てきて、「ちょっと重大だから歩くよ」と言って、歩き出した。
シンタロー)めんどくせぇなぁ・・・。
まぁここまでするのだったら、かなりやばい話なんだろう。
誰にもできない話・・・ということか。
シンタロー)で、なんなんだ?
ツキと俺は近くにある公園に来て、ブランコに座っていた。
ブランコなんて何年ぶりに乗ったんだ?
ここ数年は絶対に乗っていないだろう。
ツキ)うん・・・よく聞いてね。
いつも俺には厳しい口調で言ってくるのに今日はなんだか大人しい。
シンタロー)おう・・・どうしたんだ?
俺がツキの方をむくと、ツキは俯いて涙目になっているようだった。
シンタロー)大丈夫か?・・・ツキ
ツキ)大丈夫。フゥ・・・じゃあ話すね。
ツキはそう言うと俺の手を握って目を赤く染めた。
俺の頭の中には、たくさんの文章のようなものが浮かんでいった。
シンタロー)なんだ・・・これ・・・。
ツキ)俺の能力。使わせてもらった。
その文章の中には、『アザミ』とか、そういう言葉がたくさん書いてあった。
ツキ)アザミの本・・・に書いてあった文章。俺の頭の中に暗記させておいたんだ。
そう言うとツキは能力を使うのをやめた。
途端に俺の頭の中にあったツキの記憶が消えていった。
シンタロー)で、どうしたんだ?
ツキ)知ってるよね・・・俺の兄ちゃんがカゲロウデイズに飲み込まれたこと。
シンタロー)・・・おう。
ツキがカゲロウデイズに飲み込まれたのは・・・ツキのお兄ちゃんと一緒に死んでしまったから。
ツキ)それから俺は能力が使えるようになった。
シンタロー)おう。で、それがどうしたんだ?
ツキ)俺の母さんが・・・『能力者』だったんだよ。
シンタロー)え・・・
先程まで子供たちが遊んでいた公園は、今は静まりかえって俺たちだけになっていた。
ツキのお母さんが能力者?
じゃあツキの能力は・・・一体なんなんだ?
 俺の頭の中には、ツキに洗脳されたかのように、能力のことでいっぱいになっていた。

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南瓜
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