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トイレから戻って 、各自準備体操をする 。
流石に踊るし 、体動かすんだから
体操は必要不可欠 。怪我したらやばいし 。
1人で長座体前屈を頑張っていると 、
グッと後ろから誰かに押された 。
『 いだだっ 、?!』
「 瀬戸さん体硬いんだね!笑 」
『 … あぁ 、髙橋 、』
髙橋「 えぇ〜 、」
『 なにその不満そうな顔 』
髙橋「 海人って呼んで!」
『 死んでも嫌 』
髙橋「 えぇ〜いいじゃーん!」
『 (無視) 』
髙橋「 ちょ 、無視しないでよ!」
かまちょか!ってツッコミたくなるぐらい
髙橋は「 瀬戸さーん 」って呼んだ 。
しまいには「 瀬戸っち 」って呼んでた 。
『 なにそのネーミングセンスのなさ 』
髙橋「 やっと反応してくれた!!」
『 いや 、なに?瀬戸っちって 』
髙橋「 可愛くない??」
『 全く 』
髙橋「 えぇっ?!だって
下の名前で呼んじゃダメなんでしょ?」
『 そう 』
髙橋「 … どうしてダメなの?」
『 … 髙橋に関係ある?』
髙橋「 あるよ 。メンバーだもん 」
『 … 』
髙橋「 あなたちゃんのこと何も
分かんないしさ 、何か悩んでるなら言ってよ 。
カイはあなたちゃんから" 絶対離れない " 」
『 … あのさ 、髙橋 、』
髙橋「 うん 、?」
『 そう言うの 、一番大っ嫌い 』
髙橋にそう言い捨てて立ち上がる 。
" 絶対離れない " って何回言われたか 。
結局全員私から離れてく 。私は『 モノ 』
なんだから 、飽きたら捨てられるんだ 。
それなら最初っから仲良くせずに
悲しみを最小限に抑えておくべき 。
……… なのに 、どうして 、、、。
髙橋「 っカイは好きだよ!!!」
『 … 』
髙橋「 あなたちゃんの冷たいところも 、
何か闇抱えてそうなところも 、
全部受け止めるから!!!好きだもん!!!」
『 … そんな公開告白されても困るんだけど 』
髙橋「 ……… っぁ 、!!// 」
岩橋「 やるなぁ海人 」
神宮寺「 うわぁー 、やっちゃった 」
岸「 いっけめーん!ふーふー!」
永瀬「 海人 、こんな
おばはんのどこがええねん 」
『 あ"?おい永瀬外出るか?』
永瀬「 あ"?上等だゴラ 」
神宮寺「 喧嘩しない喧嘩しない!!!笑 」
平野「 … 」
ほんの少しだけ 、彼らといることが
楽しいって思ってしまうんだろう 。
もう大切な仲間を傷つけたくないのに 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!