平野 side
「 あなたマジ運転荒い … 」
「 優太が乗り物酔い激しいだけ 」
楽屋のドアを開けていたせいか 、
そんな会話が廊下から聞こえてきた 。
あなた?優太? … また仲良くなってる 。
岸「 はよーっす 」
瀬戸「 ども 」
髙橋「 え!なんで岸くんと2人なの?!」
瀬戸「 え 、2人じゃダメなの?」
神宮寺「 珍しいね 、なんか雰囲気良くなった 」
岸「 あー 、まあな 」
岩橋「 あなた〜 、
ここのお店なんだけどさ?」
瀬戸「 待ってクソ美味しそう奢りね 」
岩橋「 やだよ 」
永瀬「 、、、岸くん 、瀬戸の匂いする 」
廉が岸くんの着ていた服を嗅いでそう言った 。
瀬戸の匂いがするって … そういうこと?
2人ってガチな関係なの????
なんで 、俺の心こんなモヤモヤしてるんだろ 。
岸「 あぁ 、これあなたの
お兄さんの服だから 」
髙橋「 えっ 、あなた
お兄ちゃんいたの?!」
瀬戸「 いるよー 、弟と妹も 。
あ 、昨日変なこと言わなかった?母さんたち 」
岸「 あーうん 、盛大なる嘘つかれた 笑 」
瀬戸「 ごめん … 母さんたちほんと
そういうので人試したりするからさ … 笑 」
神宮寺「 えまってまって追いつけない 笑 」
岩橋「 そういう会話ってことはー …
昨日泊まったの?あなたちゃん家 」
岸「 おう 」
瀬戸「 うん 」
永瀬「 めっちゃ真顔で頷くやん 」
髙橋「 岸くんマジで事情聴取 」
瀬戸のお兄さん … 翔太くんか 、懐かしいな 。
てかお泊まりってどういうことだよ 。
なんで岸くんが?意味わかんねー 。
俺のモヤモヤは大きくなるばかりだった 。
.
岩橋くん休養中ですがこの小説では休養しない
設定となっておりますご了承ください 🌝🌝
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!