side:瀬戸
永瀬「 はいおわたおわた〜 」
神宮寺「 おつかれ〜!!!」
岩橋「 楽しかったね!」
平野「 うわっふーーー (ソファーに飛び込む) 」
岸「 風呂入りてぇー!!!」
みんなそれぞれいい汗をかいて楽屋に戻る 。
楽しかったれすコンサート!!!!!( )
ちなみに私の楽屋は隣なんですけどー 、
海人がイヤモニだけ置いて話したいからって
いうからドアのところで待ってます 。
『 ねー 、シャワー浴びたい 』
髙橋「 やだ!」
『 やだじゃない 。汗臭い 』
髙橋「 もーすぐ取れるから〜 、んー!!」
永瀬「 無理やり引っ張んな海人 笑 」
神宮寺「 ほらほら貸して 、… はい!」
髙橋「 やった!!!!ジンありがと!」
神宮寺「 いいえ〜 」
岩橋「 いってらっしゃーい 」
髙橋「 いってきます!」
『 ばーい 』
ドアを閉じる前 、今日初めて
紫耀と目があった … 気がしただけだ 。
気にしない気にしない 。それよりも
気になるのはまた繋がれている手だ ( )
なんとなく分かるねー 、行き先屋上だし 。
" ガチャ "
髙橋「 さっむ、!!!!!!!!」
『 当たり前だろバカか!!!!!!!』
髙橋「 ドーム暑かったから暑いのかなとか
思うじゃん!超さっみー!!!!!」
『 もー 、寒いからさっさと
終わらせよ 。話ってなに?』
髙橋「 えっ 、いきなり本題入るの?!」
『 だって寒い 、早く!!!!』
髙橋「 えっ 、あっ 、っっっっあなたのことが
好きです!!!!!!大っ好きです!!!!」
『 … 』
髙橋「 関ジュにいた頃から存在は知ってたし
今年 … いや去年か 、去年の1月に初めて
会った時もあなたの全部に一目惚れ
しました!!!!!!!!っ … だから 、…
だから 、!… 俺のこと 、振ってくださいっ 」
海人はまっすぐ90度に深くお辞儀をした 。
寒いのか緊張してるのか分からないけど
かすかに手が震えていた 。
8月に問題起こして謝ってきた時と一緒だ 。
… 根は本当に真面目なんだよなあ 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。