第24話

にじゅうさん
9,469
2019/08/15 01:43






岸side











あなたちゃんの部屋は至って普通で


シー○リーズの石鹸の香りがする 。


あ 、なんで俺こんな実況してんだ 。


あなたちゃんをベットに寝かせて


一目散に部屋から出ようとすると


1つの写真立てが目に入った 。


















































































『 … 』



瀬戸「 んんっ 、(寝返り) 」



『 (ビクッ) 』


















































































ね 、寝返り怖え ……… 。


俺の目に留まった写真立てに映ってたのは 、


多分あなたちゃんが話してた " なにきん " 。


幼い紫耀も廉もいるからきっとそうだ 。


写真の中の7人はとびっきりの笑顔で笑ってて


それを見るとなんだか心が痛かった 。


俺はゆっくりと扉を閉め 、下に向かった 。





























































































『 あなたちゃん寝かし終わりましたー … 』



母「 あら岸くん!ありがとね〜 、
さっ 、どうぞどうぞ!ご飯も食べていく?」



『 あ 、いやいや 、そんなお気になさらず … 』



母「 いいのよ〜!あの子ったらせっかくご飯
残しておいたのに絶対食べないんだから!」



『 … じゃあ 、甘えて 、、、』














































































ご好意に甘えて夜ご飯も食べることになった 。


いい人すぎないかあなたちゃんのマミー … !


料理を作ってる間に弟くんとも仲良くなった 。


太一くん 、小学5年生らしい 。


最近の若い子はいいねぇ 、、、。


… つか 、あまりにも歳離れてない?














































































『 あ 、えっとー 、翔太くん 、』



瀬戸(兄)「 あ 、はい 」



『 翔太くんは今何歳っすか?』



瀬戸(兄)「 俺ですか?30です 」



『 30 … ?まじっすか?!
全然見えないっす!』



瀬戸(兄)「 よく言われます 。まあ同級生に
あんな老けてる奴いたらそう見えますよね ( ) 」



『 老けてる奴?』



瀬戸(兄)「 知りません?室龍太 」



『 あっ 、同級生なんですか 、?!』



瀬戸(兄)「 はい 、大阪にいた時の
高校のクラスメイトです 」



『 そうなんですね 、すげぇ … 』



母「 ふふっ 、岸くん
不思議がってるでしょう?」



『 え?』



母「 小学5年生に22歳に30歳 、
いくらなんでも歳離れすぎよねぇ 」



『 あーっ 、気になり
どころではありました … 笑 』



瀬戸(弟)「 あのな!俺な!
養子って奴なんだぜ!」



『 え?』



瀬戸(兄)「 ちょ 、バカ!母さんも
何言ってんだよ 、いきなりすいません … 」



『 、、、あ 、いや 、』



母「 普段は言わないようにしてるんだけど
同じグループの子だから言っておかなきゃなって 、
3人とも 、全員血繋がってない養子なのよ 」






























































































3人とも養子 、、、?ってことは


翔太くんも 、あなたちゃんも太一くんも 、


全員血が繋がってないわけ 、?


なんだよ 、それ 。わけわかんねえ 。












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