第55話

ごじゅうよん
7,273
2019/09/29 13:23






side:瀬戸










気がつけば季節はバレンタイン 。え?早い 。


2月14日は私にとって関ジュの時も


苦痛でしかなかった日なんですけど … 。












































髙橋「 あなたーっ!!!」



『 うぐっ 、(タックルされた) 』



髙橋「 おはよ ♡ 」



『 おはよ 、苦笑
はい 、チョコどーぞ 』



髙橋「 っしゃー!!!!ありがとう!」



岩橋「 あ!いいな!
おはようあなたちょうだい!」



『 はいはい 、どうぞ〜 』



神宮寺「 いぇーい 」



岸「 ありがとうございますっ!」



永瀬「 本命?本命なん???」



『 な訳ない 』



永瀬「 せやな〜〜〜〜 、
本命は紫耀にしかあげへんもんな〜〜〜〜 」



『 ばっ 、!!!!!
しょ 、紫耀にもあげないから!!!!』



平野「 俺がなに〜〜〜〜???」



永瀬「『 あ 』」



平野「 マフィンめっちゃ美味そう!
なにこれ 、みんなに配ってるやつ?
ひとつもらっていい?」



『 どうぞ〜 』



平野「 いぇーい 」



岸「 んっまぁ 、、、」



髙橋「 岸くん鼻についてるよ!笑 」



神宮寺「 料理出来たんだー 」



岩橋「 あなたって女子だったんだね 」



『 ちょっとじぐいわそれどう言う意味?』






























































実はあれから紫耀とも少しずつだけど


話せるようになってきてとりあえず


呼び方は" 紫耀 " と " あなた " … で 、うん 。


なんか紫耀に名前呼ばれるたび 、緊張する 。


他のメンバーでは絶対しないのに 。


あー 、ほんと好きなんだな 、私 。













































































平野「 あなたー 」



『 、ん?』



平野「 ここの振りさ 、こっちに捌けるの?」










































































マフィンを口に咥えたまま髪をかきあげて


今日の少クラの立ち位置を確認する紫耀 。


んー 、カッコ良い 。目の保養 。


話なんかそっちのけでずっと横顔を眺めていた 。






























































平野「 … ?あなた?」



『 んぇっ 、?!あ 、なんだっけ?!』



平野「 聞いてた?右か左かって 笑 」



『 あ 、左左 』



平野「 ん 、おっけい 」




















































































そう言って屈伸をしながら去っていく紫耀 。


さっきの私と紫耀のやりとりをメンバーが


ニヤニヤしながら見てたなんて誰も知らない 。













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