side:瀬戸
私がSixTONESに入ることになってから
時が過ぎるのは早いもので 。
今日は初めて全Jr.が合同でリハをする日 。
リハを始める前に 、グループ所属者だけ
デカイ部屋に集合がかけられた 。
私は少し衣装合わせで遅れて行った 。
" ガチャ "
『 失礼します 、』
「「 (ザワザワ)」」
滝沢「 お 、ナイスタイミング 」
『 … すいません 、遅れて 』
滝沢「 全然 。えーっとー 、あ 、
いたいた 。じゃあSixTONES前来て 」
SixTONES「「 はい 」」
滝沢「 まあみんな想像ついたと思うけど 。
この度 、SixTONESに新メンバーが
加わることになった 。ほら 」
『 え 、あ 、瀬戸あなたです 。
よろしくお願いします 、』
軽くお辞儀をして前を見ると
バッチリ目があってしまう西畑大吾(
すぐ晒したけどなんであんたが
そんな泣きそうな顔してんのよ 。
他にも仲が良かった美少年や
HiHi Jetsはすごく驚いていた 。
そして私の右隣でベラベラ喋る滝沢くんの
説明をテキトーに流してその場を乗り越えた 。
滝沢くんが出て行った途端 、泣き顔だった奴が
血相変えてこっちに向かってきた 。
西畑「 どゆこと 、」
『 … そのまんま?』
西畑「 っざけんな 、!!!!!!!!!」
大西「 大ちゃんっ 、!!!!!」
藤原「 大吾 、落ち着け 。やめろ 」
私の胸ぐらを掴んでそう叫ぶ西畑 。
周りが止めるけどそんなん御構い無し 。
いいよ 、もっと怒ってよ 、嫌いになってよ 、
こんなクズいらないって捨ててよ 。
そしたらふつうに居なくなるから 。
西畑「 っんで 、!!!!!!!!
なんで頼ってくれへんの?!?!?!」
『 … 』
西畑「 関ジュの時も勝手に
居なくなって!!!!!!!!
なんでなん 、なんで誰かに頼らんの?!」
『 … っさい 、(ボソッ)』
西畑「 誰かに話してみれば少しh!!!」
『 うるさい!!!!!!!!!!!』
私は西畑の手首を掴んで
ドンッ!と床に突き放した 。
当然のごとく尻餅をつく西畑 。
そこに群がるなにわたち 。
あぁ 、ここに私の味方なんて誰一人いない 。
気づけばその場から走り去っていた 。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。