side:平野
俺はもうJr.の時から覚悟していた 。
二度とあのメンツでは笑い合えない 。
二度とあのメンツと舞台に立てない 。
… もう二度と 、思い出さないって 。
だからけじめをつけるために 、
俺は今の仲間と 、直談判しに行った 。
その次の日だ 。驚きの電話がかかってきたのは 。
" プルルルップルルルッ "
『 んんっ 、、、はい 、もしもし平野です … 』
マネ「 平野!!!早く都内某所に来い!」
『 んぇっ 、?!どうしたんですか?!』
マネ「 いいから早く!!!
間に合わないぞ!!!!」
『 はっ 、はいっ?!?!』
マネージャーさんの焦り声で相当やばい時間
なんだろうなって自覚して急いだ 。
今日なんかレッスンとかあったかな、?!
急いで楽屋に入ると 、みんなもう来ていた 。
『 はぁっ 、はぁっ 、みんな早ない?!』
岩橋「 紫耀ビリッケツじゃーん 笑 」
髙橋「 はい賭け勝った〜!
ジンさんジュース奢り〜!!」
神宮寺「 うわーーー岸くん
なんで先に来るんだよ!笑 」
岸「 いや 、来ちゃ悪りぃかよ!笑笑 」
永瀬「 優太ぁあああ 」
『 … なんか 、普段通りカオスやな 』
「「 それな 」」
思い出さないとか言ってもどうしても
関西と比べちゃって 。別にこの仲間が
嫌いとかじゃないんだけどさ???
相変わらずカオス状態でガヤガヤしてると
ドアの開く音がした 。入ってきたのは 、
ジャニー社長だった 。……… まさか 、!!
『 えっ 、』
髙橋「 嘘 … !」
ジャニー「 やぁ!YOUたちは相変わらず
元気だね 。玄樹がいるからかい?笑 」
岩橋「 へへっ 、笑 」
永瀬「 ジャニーさん 、
俺ら集めたのってもしかして … 」
ジャニー「 あぁ 。そのもしかしてだよ 。
.
.
YOUたち 、デビューだよ!!」
その言葉がどれほど嬉しかったか 。
ようやくけじめがつけられる 。
テレビに出られる 、いろんなことが出来る 。
嬉しすぎてもうカオス×カオスになっていると
ジャニーさんはすぐに違う話に移った 。
ジャニー「 ただ 、条件付きだ 」
神宮寺「 条件 … って 、?」
ジャニー「 それは会見をすれば
すぐに分かる 。さぁ 、準備をしよう 」
「「 はい!」」
俺らはそんな条件を気にもせず 、
ただただ騒ぐだけだった 。
運命の歯車が動き出しているとも知らずに 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。