第45話

イヤモニが白色の理由㊺
2,509
2020/10/23 10:02
貴方side
〜現在編〜
「「「「「「お誕生日おめでとう〜!!!」」」」」」

夕方から始まった淳太くんのお誕生日会。
崇裕以外のメンバーと関ジャニ∞が揃い
各々ジュースやお酒を乾杯し
私が作った料理やあっくんが事前に作って
持ってきてくれた料理を囲みながらパーティーは
盛り上がっていた。
甥っ子と姉も少し離れたところから見ていた。
甥っ子は今にもこっちに来そうな勢いで
椅子に座っていた。

ジャニーズWESTのメンバーで知らない人も
ちょっと興味津々でちょっと目が合えば
手を振ってくれたり飲み物を入れてあげたり
してくれた。
甥っ子は優しくしてくれる皆と遊びたいらしく
でも椅子からちょっと降りようとすれば
姉がだめ!と軽く注意して宥めていた。
でも流石に可愛そうかなと思って
2人がいる席に向かった。
あなた

…拓哉くん遊びたい?

甥っ子「うん!!!遊びたい!!!!」
元気よく手を挙げて言った甥っ子に頭を撫でて
向かい側に座っている姉の顔を伺った。
あなた

お酒とか触ったら困るものは
届かない所に置くようにするから。
それでもダメ?

姉「…はぁ。拓哉?皆の言うことちゃんと聞くこと。
分かった?」

甥っ子「うん!!行こう!!あなたちゃん!!」
私の手を取って皆がいる輪に引っ張って
連れて行かれた。
大倉忠義
大倉忠義
あっ!拓哉〜!
ちょっとほろ酔い気味の大倉くんは甥っ子が
こっちに来たのが見えて瞬間甥っ子を抱き上げて
1周ゆっくり回った。
甥っ子はやっと構ってくれた喜びで
とても笑顔が溢れていた。
横山裕
横山裕
拓哉良かったな?笑
甥っ子「うん!遊ぶの〜!!!あっくん!!」
桐山照史
桐山照史
はいはーい!笑笑
あっくんは大倉くんの腕から甥っ子を抱き上げて
ジャニーズWESTのメンバーが集まっている所に
連れて行ってあっくんが椅子に座って
その膝に甥っ子を座らせた。
桐山照史
桐山照史
拓哉くん。あのね?
このお兄さん、
今日お誕生日なの。
おめでとう言ってもらってもいい?
甥っ子「…おめでとう!!」
中間淳太
中間淳太
可愛い〜!!ありがとう〜!!
初めて会う皆も既に甥っ子の笑顔にやられて
代わり代わり抱っこしたり遊んでくれた。
甥っ子は一日で沢山遊んでくれる新しいお兄さん
が増えてとても嬉しそうだった。

私は皆が盛り上がっているのを横目に
空いたお皿やコップを洗うために
一旦キッチンに向かうとキッチンから見える
カウンターからBADの2人がこっちを見てた。
あなた

…そんなに見られると
やりにくいよ笑笑

桐山照史
桐山照史
…ごめんごめん!笑
なんか嬉しくてさ笑笑
中間淳太
中間淳太
…またあなたに
俺の誕生日祝ってくれることが
ホンマに嬉しくて…。
これが一番のプレゼントや。
あなた

…そんな大袈裟な笑

桐山照史
桐山照史
…次は崇裕の誕生日やな。
中間淳太
中間淳太
その時はちゃんと2人で過ごすんやで。
俺らは呼ばんでええから。
あなた

…えっ?なんで?

桐山照史
桐山照史
崇裕が1番祝って貰いたいのは
メンバーとか後輩とか先輩やない。
あなただけやで。
中間淳太
中間淳太
ちゃんと祝うんやで?
今まで会えてない誕生日の分まで
あなたが祝ってあげや?
それだけで濵ちゃんは喜ぶんやから。
あなた

…うん。分かった。

お皿やコップも洗い終えて
キッチンから出ると弟組達に囲まれてながら
一緒に遊んでいる甥っ子がすぐに見えた。
桐山照史
桐山照史
…可愛ええな。
あの光景。
中間淳太
中間淳太
ほんまやな。
…しげがちゃんと世話してるで笑
桐山照史
桐山照史
ほんまや!!笑笑
私たちはグラスを片手に可愛らしい弟組を見守って
いた。


























夕方から始まった淳太くんお誕生日会
気が付けば時間はもう20:00。
皆明日も仕事があるらしく今日はここでお開きに
なった。
重岡大毅
重岡大毅
うっしゃゃゃゃゃー!!!
じゃあな!!拓哉!!!
甥っ子「バイバイ!大ちゃん!!」
帰り際に甥っ子とそれぞれハイタッチや
もう1回抱っこしたり頬っぺをスリスリしたり
皆はもう甥っ子にぞっこんで
中々外に出ることはなかった。
横山くんが喝を入れて皆それぞれ外に出たけど
あっくんがまだ残っていた。
中間淳太
中間淳太
…照史〜?
桐山照史
桐山照史
あっ!ごめんごめん!!
今行く〜!!!
あっくんも含めた全員がカフェの外に出て
皆で一斉にカフェを後にした。
大倉忠義
大倉忠義
あなた〜!またなぁ!
あなた

気を付けてね〜!

小瀧望
小瀧望
また来る〜!!!!
あなた

はーい!待ってます〜!!笑笑

大倉くんが振り返って私に手を振ると
皆も振り返って私に手を振ってくれた。

皆の背中が見えなくなるまで見送って
カフェの中に入ると疲れすぎた甥っ子が
姉の腕の中で眠っていた。

私達も自分の家に帰る支度をして
カフェを後にした。






















この時はまだ知らなかった。
あっくんがカフェに伝言を残してたことに…。

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