第12話

イヤモニが白色の理由⑫
3,049
2020/09/20 03:24
貴方side
〜現在編〜
甥っ子「何買うの〜?」
あなた

そうね…。
お肉とお野菜を多めに買って
あとは皆が食べれるお菓子も買おっかな。

甥っ子「お手伝いする!」
あなた

ありがとう。
じゃ拓哉くん、早速いいかな?

甥っ子「うん!」
あなた

じゃ、緑のお野菜からね?
ピーマンときゅうりお願いします。

甥っ子「分かった!!」
何度も来ているお店だからどこに何があるか
甥っ子も覚えてるはず。
でも万が一の事も考えて甥っ子でも分かる場所に
置いてある野菜を頼んだ。
私はその後を追うがてら必要な野菜を籠の中に
入れてカートを押して行った。
甥っ子「あなたちゃん!どーぞ!」
あなた

ありがとう!!助かった!!

甥っ子「あなたちゃん??これなーに?」
甥っ子は籠の中に入れた野菜をひとつ取り出して
聞いてきた。
甥っ子が手に取ったのはパプリカ。

…そっか。始めて見るか。
あなた

ふふっ。これはね?
パプリカって言うの。
今拓哉くんが持ってきてもらった
ピーマンのお友達。
色が違うだけのお野菜なの。

甥っ子「そうなんだ!…おいしい?」
あなた

美味しいよ笑
今日食べてみる?

甥っ子「うーん…。」
あなた

じゃ、1口サイズに切ってあげる。
ダメだったら横山くんに
食べてもらおっか。

甥っ子「うん!そうする!後は!」
あなた

じゃ、トマトお願いします。笑

甥っ子「はーい!」
歩くと音が鳴る靴を鳴らしながら
トマトコーナーに向かう甥っ子。
トマトコーナーには小さなトマトや大きなトマトが
ある。
甥っ子はどのサイズ持ってくるのか後を追うと
甥っ子は困った顔をしてこっちに来た。
あなた

トマトあった?

甥っ子「いっぱいあって分からない…。」
あなた

そっかそっか。
ごめんね。サイズ言うの忘れてたね。
一緒に行こっか。

甥っ子「うん!」
甥っ子の手を繋いでトマトコーナーに一緒に向かう。
確かに種類も多くあって甥っ子は興味津々だった。
あなた

じゃ、拓哉くん。
3つ入っている大きなトマトの袋を
4つください。

甥っ子「はぁい!」

甥っ子は目の前にある3つ入りのトマトの数を
数えだして
それを1つずつ丁寧に籠の中に入れてくれた。
あなた

ありがとう。
じゃ、お肉行こっか。

甥っ子「お肉いっぱい食べるもん!」
あなた

ふふっ笑笑
そうだね。いっぱい食べようね。

お肉が置かれている場所は冷房がかなり効いていて
ちょっと肌寒かった。
あなた

拓哉くん、もし寒かったら
皆と食べたいお菓子選んできていいよ?
ポテトチップスでもいいし
ハッピーターンとかでもいいし
チョコでもいいよ。

甥っ子「…うん!見てくる!1個?」
あなた

…沢山来るから
3つかな?
拓哉くんが一緒に食べたいお菓子で
いいからね?

甥っ子「分かった〜!見てくる!」
甥っ子がお菓子売り場の方に向かったのを確認し
私は籠に鶏肉とひき肉など色々なお肉を入れて
最後に卵と牛乳チーズとヨーグルトを入れて
お菓子コーナーに向かった。
あなた

拓哉くん、いいのあった?

甥っ子「あった!これとこれとこれ!」

そう言って小さな手で大きなお菓子袋をもって
籠に入れる甥っ子。

甥っ子が食べたいと籠に入れたのは
ポテトチップスとチョコのお菓子とハッピーターン
だった。
あなた

よしっ!じゃ…
今日はもう帰ろっか。

甥っ子「うん!!…ジュースは?」
あなた

あっ!…危ない笑
忘れるところだった。
拓哉くんありがとう。

甥っ子「偉い??」
あなた

ふふっ笑
うん、偉い偉い。

甥っ子「偉い偉い〜!」
私に偉いねと褒めてもらえば
とても上機嫌になってるんるんとジュースコーナーに
向かった。
甥っ子「ジュース!何?」
あなた

えっとね…
じゃ、拓哉くん用のジュースかな。

甥っ子「僕これ飲む!りんごジュース!」
あなた

はーい!じゃ、入れてください。

ジュースを入れるスペースを作って
甥っ子に入れてもらう。

関ジャニさんが飲むアイスコーヒーと
アイスティーは私が作ればいいから
とりあえずこれで終わり。
あなた

よし。今度こそ終わりだから
レジ行こうね。

甥っ子「はーい!」
甥っ子がカートを押したいと行ったので
2人で押す。流石に1人だと重いから…。

レジに着くと籠を私がレジ台に乗せて
甥っ子とは手を繋ぐ。
よくここで甥っ子が外の犬とか鳥とか見たくて
外に出る時があるから。

甥っ子「あ、わんちゃん!」
あなた

あ〜、ダメダメ笑
後で行こうね?笑

甥っ子「うん!ヨシヨシする!」
会計も済まし袋に買ったものを詰めて
甥っ子も持ちたいと言ったので
軽いお菓子だけ別の袋に入れて甥っ子に持たせた。
あなた

…はい。おしまい。
わんちゃん見て行こっか。

甥っ子「うん!わんちゃん!」
外で賢く待っている柴犬に近付く甥っ子の後に
続いて私も近付く。
柴犬は甥っ子に興味津々で匂いを嗅いだ後
甥っ子の顔をぺろっと舐めた。

甥っ子「うふふ〜可愛いね?」
あなた

ね。可愛いね。

すると遠くからこの柴犬の飼い主だと思われる
優しいお祖母様が近付いてきた。
あなた

すみません。勝手に触ってしまって…。

お祖母様
「大丈夫ですよ。犬好きなの?」
あなた

はい。動物が好きらしくて…。

甥っ子「この子お名前なぁに?」

お祖母様「この子はね“ルル”って言うんだよ。」

甥っ子「そうなんだ!可愛い名前だね!」

甥っ子はお祖母様から教えてもらった柴犬の名前を
呼びながら柴犬を撫でていた。

その姿が可愛くてお祖母様と微笑んで見守っていた。
あなた

…拓哉くん、そろそろ行こっか。

甥っ子「…うん。」
もうちょっと遊びたかったのか甥っ子は
ちょっとしょんぼりしてしまった。

お祖母様「また遊んであげて。」

甥っ子「うん!遊ぶ!ルルバイバイ!」
あなた

ありがとうございました。

お祖母様「こちらこそ!孫を見ているようで
私も楽しかったわ。また会えたらよろしくね。」
あなた

こちらこそ!

お祖母様とも別れて
来た道を戻ってカフェに向かった。


甥っ子はさっきよりかは元気になって
また会いたいねってそればっかだった。

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