色々な感情がぐちゃぐちゃしていた

この感情をどこかにぶつけてしまいたい

また利用されたと思うと怒りが
混み上がってくる

私はあの時のように


暴れてしまうのだろうか

＿＿＿＿＿＿あなたが孤児の時

ﾊﾞﾁｨﾝ

ラッキーは近くにあった

太い木の枝で殴ろうとしてきた

私はとっさに木の枝をかわして

ラッキーに殴りかかった

私はラッキーの方へ歩みより

ラッキーを殴った

ただひたすらラッキーを殴った

自分が自分じゃ無くなったみたいだった

ﾊﾞｼｯ ﾊﾞｼｯ

後ろからコネシマ君が私を押さえこんだ

それでも私はラッキーを殴ろうとした

ラッキーは気絶しているようだった

それもそのはず

私の指先は血だらけだったのだから

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ

その後大人が駆けつけたが私の笑いは

収まらなかった

笑いたくて笑っているのではない

勝手に笑っているのだ

自分の体が言うことを聞かなくて怖かった

ただただ怖かった

その1時間後私の笑いはようやく収まった

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

次回に続く