私の家に彼氏を呼んだことはなかったから、
誰かを連れてるのは初めてかもー
私はお風呂のスイッチを押すー
私は自分のベッドを樹くんに貸してあげたー
樹くんと一つの布団で寝るなんて…
無理だよー
樹間に押し切られる形で、
私のベッドで2人で寝ることになったー
けど、私はなかなか寝れなくて…
やっぱり樹くんのことー
話せば話すほど気になって、頭の中が
樹くんでいっぱいになってくー
けど、樹くんにとってを私は…
アラームが鳴るー
そっか…
今日、平日なこと忘れてたー
樹くん泊めたけど、
私仕事行かなきゃ…
私は静かに用意して、
置き手紙を残して、家を出たー
朝は弱いって言ってたけど、
流石に起きてるかなと思い、
お昼休みに連絡をしてみるー
樹くんとはその日は直接会うことのないままにー
私が知らなかっただけで、樹くんは本当に
有名人で忙しい日々を送ってるだろうなー
そう考えていたー
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。