夕方になり起きるー
スマホを見ると、
彼氏からの着歴やメッセージがたくさん来ていたー
その中に紛れてたメッセージー
こういう気遣いできる人がよかったー
このメッセージ見てあらためてそう思ったー
流石に次の日の朝、
彼氏にメッセージを送ったー
とりあえず大丈夫!とは言ったけど、
水族館行けなくて残念だったねと、
結局私の心配より自分の気持ちなんだと
改めて思わされたー
仕事を終えて、家に帰りテレビをつけると、
樹くんが出ていたー
やっぱり私とは住む世界が違う人ー
そう思ったー
連絡しようと思ってた私が間違ってたー
そう思いつつ、スマホを再びしまった時ー
私が言う前に、樹くんは電話を切ったー
私はそこで一つの疑問が生まれるー
私のことで遊んでるのかなー
なんて思ったり…
私のこと、こんなに気にかけてくれる人
いなかったから嬉しかったけど、
やっぱり後から辛くなりたくないから、
忘れようー
そんな風に考えていたー
今こうして私に話しかけてきたのは、
一緒に暮らしてるさくらー
私の友だちだー
さくらの彼氏が私の彼氏の友だちだから、
いろいろこうやって言われることも
私は嫌なんだけどな…
私は樹くんの番組を最後まで見ていたー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。