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第25話

#14.5 番外
102
2021/01/16 04:37


あれから、あなたちゃんどうしてるんだろう?




半ば強引に家に泊めてもらって、




次の日はゆっくり話したりしたかったのに、




あなたちゃんは仕事で…



結局会えずにポストに鍵を入れてー




この仕事してると、曜日感覚なくなるけど、




普通は平日仕事ー




次はいつ会えるんだろうー



会ったばかりなのに、



仕事中もあなたちゃんのことばかり考えていたー




松村北斗
樹さ、どうしたの?
考え事?


一緒に仕事をしてた北斗に声をかけられたー



田中樹
いや、別に!
松村北斗
あのさ、今日ご飯食べに行こう!
田中樹
あー、行こ。
松村北斗
店どうする?
田中樹
任せる。


スタッフさんに呼ばれてラジオの収録が始まったー



ラジオの最中に、スマホが光るー




あなたちゃんからの着信ー



今すぐに出たかったけど、出れずー


曲をかけている合間に、



少し席を離れて電話をかけたー


田中樹
どうしたの?
電話すぐ出れなくてごめん!
you
📞あー、ごめん…
 なんでもないよ。


本当は何かあったけど、



俺に迷惑かけたくないのかな…?
田中樹
まだ仕事あるけど、
ご飯食べに行こう!
こっち来れる?
you
📞行けるけど…
 忙しいんじゃない…
田中樹
それは気にしなくていいから、
俺が誘ってるんだから…
じゃあ、仕事あるから、
着いたら連絡してね!
松村北斗
樹?
曲終わるよ!



話している途中に、北斗呼ばれたー



時間がなくて強引だったけど、



来てくれると思っていたー


ラジオの収録が終わり…


松村北斗
お店、予約したから!
田中樹
え?
松村北斗
今日ご飯の約束、
ラジオの前にしただろ?



北斗との約束、




すっかり忘れてしまっていたー




田中樹
ごめん!
俺、急用入った!
松村北斗
俺のが先に約束
してたから…
田中樹
じゃあさ、
その子も一緒でもいい?
松村北斗
その子って女?
田中樹
まぁ、そうだけど…
北斗見て騒いだりする
タイプの子じゃないから…
どうしても心配でさ、
松村北斗
そっか…
樹が、そんなこと
いうの珍しいから
一緒でもいいよ!


その時はどうしても、


あなたちゃんに会いたくて、




3人でご飯に行ったけど、




ご飯を食べて会わせるべきじゃなかったと、




すぐ後悔することになることを




今の俺は気づいてなかったー

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