あなたside
次の日
涼介「やっほー!オススメの本教えて!」
「シーッ図書室では静かに」
涼介「あ、ごめん!」
「山田くんはいつもどんな本読んでるの?」
涼介「うーん…あんまり読まないんだよね」
「そうなんだ。じゃあ…これとか」
涼介「おぉ!読んでみる!」
また次の日
涼介「これ読んじゃった!面白かった」
「それはよかった。でも1日で読んできちゃうなんて…」
涼介「あなたの言う通り本の世界って自分の世界に入れるな」
「でしょ!分かってくれて嬉しー!」
彼はまた違う本を借りて行った
あれ?名前、呼び捨てだった?
まさか。そんなことないよね。
と、毎日のように図書室にくる彼
女子たちはうまく巻いてくるのか、うるさくはならない
_______________こんな時間が続けばいいのに
涼介side
なんだろ。この気持ち。
「あなた」って呼んじゃったし。
不意に見せる笑顔とか、キラキラした目とか、
_______________めっちゃ好き。
ーーーーーーーーーーー作者です!
お気に入り
10人ありがとうございます!
こんな作者ですが、これからも
見てってやってください!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!