第6話

3,032
2020/12/19 00:00
~数か月後~
you
you
おはよ
ゴースト
あぁ、おはよう
そろそろケイト君も
来る頃なんじゃないか?
you
you
うん、そうだね
ケイトと仲良くなってから俺は
一緒に登校するようになった。
もちろん、トレイも一緒に

それから、他のクラスの人達とも
合同授業やイベントで仲良くなった。

綺麗過ぎて男の俺でも惚れちゃいそうな
ヴィル・シェーンハイト

彼の明るさで心の底から気持ちがスッキリする
ルーク・ハント

良く1人でいる同級生からも怖がられている
マレウス・ドラコニア

唯一マレウスと一緒にいる可愛い仕草の
リリア・ヴァンルージュ

マレウスとは話すことも少ないけれど
沢山の人と仲良くなった。

まるで、始めの時に友達が出来なくて
悩んでいたのが嘘のように
you
you
じゃあ、行ってきます
ゴースト
あぁ、そうそう1つだけ
今日から少し寮を留守にするから
気を付けるんだぞ
そっか久しぶりの1人の寮…
you
you
分かったよ
そうして俺は玄関のドアに
そっと手を掛けた
ケイト
ケイト
あなたおはよ~!
you
you
おはよ、何でそんなに
テンション高いの?w
ケイト
ケイト
だって、あとぴったり1か月で
ホリデーじゃん?
久しぶりに休めるな~って!
そうか、ホリデー…
ゴースト達が留守にするのも
何かの準備とかがあるからなのかな?
you
you
じゃあ実家にも帰れるね
ケイト
ケイト
そーゆーこと!
あなたの実家って
どんな感じなの?
you
you
ん~とね
——可愛い弟がいて、ここ
ナイトレイブンカレッジに来る前に
とある約束をしていて
多分再来年…2年後にはここに
入学する事になるんだ。
それで、家が林檎の栽培しているから
時々寮に林檎が届くんだよ、それが
美味しいんだよ

俺はエぺルの事を思い出しながら
ケイトが相槌を入れる間もないように話す
ケイト
ケイト
凄い弟の事好きなんだね!
俺は首を大きく縦に振りながら
you
you
勿論!
と言った。



~放課後~
you
you
ただいま…
静かな寮にポツリと零した声が
響き渡る。

あぁ、寮ってこんなに静か
だったんだな、とゴースト達が
いなくなって初めて気づく
you
you
疲れた…
入学から数ヶ月経っても
未だに疲れてしまう授業。

それにしても、今日はやけに
疲れた気がする

いつもは、疲れたな~くらいだけど
今日は動きたくもないし頭が痛い

何とか食事や入浴は終わらせて
ベッドに潜る。

そして、
you
you
頭痛いなぁ‥
と、寝る前に呟いてから
俺は眠りについた。


               next♔

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