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第4話

あなた     [え!?まじ?!どこに!?]

2人のラインは文章を見ただけでもとても興奮してることがわかる。


みゆ [え、まって今日死んでもいいかも。今一階の踊り場あたりなんだけど、前にいる!!!]


あなた 《まってまってまって。トミーに会えるとか運命すぎる!!》


あなた [えまじ?!羨ましすぎる!!でもトミーの周りにいっぱい人いるんじゃない??]


みゆ [そうなんだよ!多分トミーがいるから全然進めないんだとおもう笑]



あなた [あ〜なるほどね!]



みゆ [もうすぐ二階つく!トミーも二階みたい!取り囲まれすぎてトミー見えない…。]


あなた [おっけ!私もそろそろつく!まじかー会いたかったけど迷惑になるよね…。]


すでに三階の踊り場を超えたあたりについていた。会いたい気持ちと迷惑になる気持ちがぶつかり合っていた。
そして、すっかりトミーに夢中だったが、実はエレベーターでカンタと2人きりになったことを思い出した。


あなた [でも、みゆ私すごい体験した。トミーと会うよりもやばいの!早く言いたい!]


ラインを送ったと同時に二階の曲がり角のところからみゆの頭がひょこっと見えた。
キョロキョロと私を探すみゆの視線に合わさるように少しずつ前に進んでいった。


みゆ 「あ!いた!!!」


少し人の少ないところに行き、友人との再会を改めて喜んだ。


あなた 「心配かけてごめん〜」

ちょっとだけ泣きそうになったので誤魔化すようにハグをする。


みゆ 「ほんとに…生きててよかったわ!、、、それで?話聞かせて!」


再会よりも話の方が気になると言わんばかりの目の輝きが眩しかった。


あなた 「あのね、落ち着いて聞いてね、私ねエレベーターに二人で閉じ込められたの、その人が、、水溜りボンドのカンタくんだったの…!やばくない!?」


とてもウキウキした声とは裏腹にみゆの反応はイマイチだった。


みゆ 「うそつけ!そんな奇跡あるかい!」


あなた 「ほんとなんだって!あのね……」


エレベーターであったことを事細かく話す。もちろん手を繋いだことも。
すると、そのリアルさに本当のことだと信じたみゆは本人より興奮した様子に。

みゆ 「まってラッキースケベじゃん!そんなことある!?ちゃんと応援してますって言った!?」


あなた 「……え。まって、ファンってこと言ってない。」


あなたはエレベーターの中では他愛もない話ばかりしたのでファンのことを言い忘れていた。


みゆ 「は!?バカなの!?認知してもらえるチャンスが!!!」


あなた 「……もうご飯たべれない。」


大ファンなだけ、自分の不甲斐なさにがっかりした。こんなに自分を悔やんだことは、ない。


それからはみゆの説教で時間はどんどんすぎていった。


あなた 「もう一回戻りたいなぁ。やり直したい。ここにまだいないかな〜」

みゆ 「そんな奇跡もうないって!運使い果たしたじゃん。諦めて動画見て妄想しな。」

あなた 「辛すぎる。」



みゆ 「…ん。また混みだしたな〜。場所変えよっか。」


ずっと同じ場所で立っていて少し疲れていた。精神的にも肉体的にも疲れていて正直動きたくなかったが、座れる場所に行くというから仕方なしに体を動かした。
三階に広いフードコートという場所があり、そこでたべながら話そうとなった。
しかしエレベーターは怖いので一応階段を登る。


あなた 「ここでまた会えたら凄いのにな〜。」


みゆ 「、、、ねぇ、もし本当に次あったらさ、ファンじゃなくて本当に何も知らない人っていう設定で話しかければ?」


突然何を言いだすかと思い、どんなボケだよ〜と言おうとした途端遮られる。

みゆ 「だってさ、ファンだったんです。って言ったらリスナー止まりだけど、知らない人ってなれば友達っていう選択肢増えるじゃん?まぁ、そんなうまく行くわけないけどね。」




天才か。



こいつはそういう類の天才だ。


あなた 「名案すぎて息ちょっとできなかった。それメッッチャいいじゃん!絶対そうする。ちゃんと付き合ってね、演技に!」


みゆ 「現実見ろって〜。」



階段に少しの期待を寄せたのだが、やはりそう上手くはいかない。
おじいちゃんとすれ違っただけで他に人はいなかった。

少し期待してただけあってがっかりした。


みゆ 「よっしゃー席奇跡的に空いてる〜!やっと座れる!ふぅ〜。食べよー!」


やけに元気なみゆにつられて大盛りのオムライスを頼んだ。


あなた 「ちょっと多いかも…」


見た目だけでもういっぱいいっぱいなぐらいの量のオムライスを食べていると突然となりの席から声がする。



カンタ 「あ、エレベーターの子じゃん!」

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