第20話

お泊まり?(1)
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2021/05/04 18:26 更新
〇〇side
とある日

私は撮影が終わったあと、編集が終わらなかったのでHAPで残って編集をしていた。
私の他にはようへいさんとはじめさん。
みんなで一言も話さず黙々と作業をしていた。

は「編集終わったー!!」
〇〇「お疲れ様です!」
は「ん〜〇〇ありがと〜」
よ「はじめくん時間大丈夫ですか?そろそろ東京に向かわないと…。」
は「え!もうそんな時間!!やばい!じゃあ俺は東京でお仕事なので!!後は頼んだぞ!!」
〇〇「はーい!行ってらっしゃい!」
よ「はじめくん気をつけてくださいね〜。」

はじめさんは慌ただしく階段を駆け下りていく。多忙な人って大変だなあ…。

〇〇「はじめさん間に合いますかね?」
よ「多分大丈夫でしょ。はじめくんなら死ぬ気で間に合わせるよ笑」
〇〇「ですね笑」

私たちはまた編集に戻る。カチャカチャというキーボードの音だけが部屋に響いていた。

それから何時間経っただろうか、ようへいさんが焦ったように私に声をかける。

よ「〇〇!電車の時間大丈夫!?!?」
〇〇「えっ!?あ!!……終電逃しちゃいました…。」

時間はもう深夜2時。終電はとうの昔に出ていた。

よ「ごめんね〇〇。俺がもっと時間を気にしていれば…。」
〇〇「いやいやいや!ようへいさんは悪くないですよ!!」
よ「〇〇、今日どうするの?俺送っていこうか?」
〇〇「えっ!?でもそんな悪いですよ…。ようへいさんまだ編集あるし…。」
よ「いやいや、こんな時間に1人で出歩いちゃダメですよお姉さん。外真っ暗なのに4駅分も歩けるの?」
〇〇「うっ…無理です…。」
よ「じゃあ大人しく俺に乗せてかれてください!」
〇〇「すみません、ありがとうございます…!」
よ「いえいえ。じゃあ車の準備するからちょっと待っててね。」
〇〇「あっ、はい!」

終電を逃したけど、ようへいさんに送っていってもらえるならラッキーかもしれない。
私はウキウキした気分でようへいさんを待っていた。

よ「〇〇ー、そっちにさHAPの鍵ない??」
〇〇「鍵ですか?…今見た限りでは無いですけど…。」

そう言ったらようへいさんは2階に焦った表情で上がってきた。

よ「もしかしたらはじめくんがHAPの鍵持って行っちゃったかもしれない…。」
〇〇「えー!?!?!?」
よ「ちょっと電話かけてみる!」

よ「もしもし、はじめさん?」
は『あ、ようへいくんどうしたんですか?』
よ「はじめさん、HAPの鍵持っていかなかったですか!?」
は『えっ!?…あっ、ここにありました…』
よ「ええ!?!?」
は『ほんとにごめんなさい、ようへいくん。今、HAPに貴重品が割とあるんですよ…。だから今日はHAPに泊まってくれませんか…?』
よ「あ、いや俺は全然大丈夫ですけど…でも
は『あっ良かった!!HAPを開けるようなことがないようにお願いします!すみません!!じゃあ、失礼します!!』

電話が切れた。

よ「はじめさん、忙しそうだったわ…。」
〇〇「大変ですね…。それより、はじめさんが鍵持ってたんですか!?」
よ「あ、そのことなんだけど…。はじめさんが持ってっちゃったらしくて、しかも今HAPに貴重品が割とあるから家を空けないでほしいって言われてしまって…。」
〇〇「えっと、じゃあ私達どっちかは泊まらなくちゃいけないですよね…。」
よ「そうなるね…。」
〇〇「じゃあ私泊まるんで、ようへいさんは帰っていいですよ!」
よ「ええ!?でもHAP付近で最近不審者多いから〇〇が1人の時にHAPに来られでもしたら…。」
〇〇「でも、ようへいさんは車で来たんだったら帰った方がいいですよ!家を開けるわけにいかないので私も送ってもらうってことは出来なくなったわけですし。」

ようへいさんは急に黙って、何かを考えはじめる。

よ「じゃあ、もし、〇〇が嫌じゃなかったらなんだけど…」
〇〇「…?はい…」
よ「今日は2人でHAPに泊まってく?」

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