〇〇side
と「俺、〇〇が好きです。大好きです。」
〇〇「え…?」
ともたかが私を好き…?え…?
そんな事あるはずないと思ってともたかの方を見たら、ともたかは真っ直ぐな目で私のことを見つめていた。
でも、私はともたかの気持ちには応えられない。
〇〇「あの、えっと、ごめん…。私ね、」
と「分かってる。〇〇はようへいくんが好きなんだよね?」
〇〇「え…!?なんで知ってるの?」
と「〇〇のこと見てたら分かるよ」
そう言ってともたかは寂しそうに笑った。私は胸が締め付けられる。
〇〇「ごめん…。気持ちは嬉しい、すごく嬉しいよ、ありがとう。でも私はやっぱりようへいくんが好きなんだ…。」
と「うん、分かってた…。」
私は涙が溢れてくる。ともたかはびっくりし、慌てた様子で袖口で私の涙を拭った。
と「なんで〇〇が泣くんだよ〜」
〇〇「だって…。ともたかにはもっと素敵な人がいるのに…。」
と「そんな人いないよ笑。俺はね、〇〇のみんなを笑顔にすることが出来るところとか、一生懸命なところとかが大好きなんだ。…でも、俺は〇〇の恋を応援するってたった今決めた!」
ともたかはにっこり笑って見せた。ともたかは優しすぎる。
〇〇「ありがとう…」
と「だから泣くなって〜」
私たちはその後観覧車から降りて車でHAPへ戻った。戻る道中、ともたかと私は今まで通り友達として接するということを決めた。
HAPに帰ってからみんなは私の泣き腫らした顔を見て驚いたが、私は帰りの車で映画を見て泣いたと言い張った。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。