第2話

Prolog
8,407
2020/09/06 01:05

去年の春頃まで、私は“暗殺者”だった




血に染まった私はある日政府に




「この怪物を殺して欲しい、報酬は100億円」




額がぶっ飛んでると思った




冗談抜きで世界を救う事なんだとか




なら参加して“暗殺者”はやめよう




そう決めてから一年、、




暗殺対象、、“殺せんせー”が死んだ




あの夜みんなで泣きじゃくった




私も柄でもなく暗殺対象の死を心から悲しんだ




呼んであげれば良かったな




ずっと“殺せんせー”とは呼ばなかった




だって、離れる時苦しく、悲しくなるから




まぁ呼ばなくても苦しいし、悲しいかったけど




それを乗り越えた“私達”E組は強くなっていると思う




この力を人を殺す為じゃなく




人を守る為に、、、




ヒーローになるよ




そして私は前々から入学したかった




ヒーロー養成学校雄英高校の試験に合格した




ロボを倒すだけだったから手加減しなくていいし




ちょっと楽しみすぎた




ちなみにヴィランポイント60レスキューポイント20




合計80点だった




良いのか悪いのかが分からないけど




合格したからいいよね




、、殺せんせー私ヒーローになるよ




殺せんせーみたいなヒーローに




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