蓮side…
明日あなたに会ったら
ちゃんと謝ろうと思ってたんだ
昨日のは誤解だったって
"好きなのはお前だ"ってしっかり
あなたの目を見て言おうと思ってたのに…
照「俺たち付き合ったんだ!」
照の嬉しそうな顔
そして…
あなたの照れた顔
あぁ、、
俺 失恋したんだ…
学校に行く気分になれなくて
俺はあなたと小さい時に良く行った
公園に向かった
ギーギー
『はぁ…』
ブランコに腰をかけ
大きなため息をする
昔からあなたは俺が居ないと
何も出来ない子だったのに…
気づけば1人で出来るようになって
俺があなたが居ないと何も出来ない奴になってた
?「あれ?蓮?」
聞き覚えのある声が後ろから聞こえ
振り返る
『…美麗(ミレイ)…』
小さい時よくあなたと3人で遊んでいた
3つ上の美麗がいた
美「こんな所で何してんの?」
ギー
美麗も隣のブランコに座って俺の顔を覗き混んでくる
美「学校行かないの?」
『あぁ…行かない…』
美麗は気づけば大学1年生になってて
見ないうちに大人になっていた
『美麗は?行かないの?』
美「大学生は単位取れればいいからね」
『そか…』
美「…何かあった?」
♠︎…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!