照side…
手を繋いで学校に行くと
みんな変わったあなたちゃんを見て
驚いてる様子だった
?「あれ誰?」
?「あんな子居たっけ?」
?「てか、凄く可愛い…」
俺らが通るとみんな
あなたちゃんを見て振り返る
あなた「ねぇ…照くん?」
身長差からか自然に上目遣いで
俺を見る
『ん?』
あなた「今日選択授業だね」
そう言って嬉しそうに笑う
『選択授業…体育だ』
あなた「私も!」
『えっ!あなたちゃん体育選択したの?』
あなた「うん…蓮が一緒にしようってうるさくて…」
聞かなきゃ良かったと後悔する…
蓮が言ったから体育を選んだんだ…
『そか…』
あれ?俺ってこんなに
嫉妬深かったっけ?
あなた「でも体育選んで良かった!」
あなた「だって…照くんと一緒だし!」
えっ…可愛い…
『ふふっ、可愛いね』
俺が照れながら言うと
あなたちゃんは顔を真っ赤にする
あなた「私行くね!また後で!」
気づいたら教室の前に居て
俺も自分の教室に入った
♠︎…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!