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第1話

#0 ある教えとアイの塔。
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2020/07/26 08:50
終焉の大地の果て、

残された子供たちは

頼りない小さな手を重ねて

健やかなる時も、悩める時も

ただ、信じて

"共に分け合っていこう"
という教えがある。
私達、若者の村はその教えを信じ、

生きてきたのだ。

この教えが裏と出るのは何れ、お教えしましょう。



え?早く教えてって?そう急かさないで下さい。

何れ教えると言ったでしょう?



じゃあ何様なんだよ、、って、、

そうですね、、強いて言えば、、
あなた (メシア)
今から語る、物語の主役。
とだけ言っておきます。
あっ、物語を語る上で一つだけ知って欲しい事があります。
"アイの塔"についてです。
ある村に1人、若者がおりました。


若者はいつも変わっていて、

世の中の不思議やら、輪廻に関してやらなんやらを、ずっと考えている人でした。
そして、その若者はある情報を手にします。
『知恵の実を食べるとるとこの世の全てが分かる』と、、
若者はその情報を信じ、知恵の実を探します。
そして、遂に知恵の実を見つけたのです。
見つけたら直ぐに誰にも見つからずに食べてしまいました、、
知恵の実を食べている姿を神は見て、

激怒します。
激怒した神は若者に落雷を落とし、

各土地を治めている祝福を全て集め、

アイの塔に閉ざしました、
祝福が無いと土地が治まらず、

内戦、飢え、災害など、不幸が降りかかり、

人類は滅びの1歩を辿ります。
これを見た神は、人類にチャンスを与えます。



アイの塔には人類の寿命。つまり、人類滅亡までのタイムリミットが灯台に灯されている。

アイの塔の中では、九つ祝福を獲得してから進まなければならない。

九つの祝福を獲得し、最上階にある、灯台にある火を生かすことが出来たら、

祝福を元の場所に戻す、、、


但し、メシアという、決められた役職でないと火は生かせない。

というものだった。
このお告げを聞いた神父は直ぐに国に伝達し、対処をした。
しかし、メシアに命じられた人々は全員、行方を経った。



だが、遂に。アイの塔の火は生かされた







そのメシアこそ、、
あなた (メシア)
私。第百代目のメシアなのだ。

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