それが、妖精歴の終わり。
僕たちの巡礼の旅が、全て無意味になった時。
ひとりの救世主が、歴史から消えて、誰の記憶からも、忘れらてしまった時。
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私のブリテン。
私の妖精國。
…本当はもっと酷い国にするつもりでしたが、それは彼女が可哀想なので、少し優しく設定しました。
笑うことを赦します。
楽しいことを赦します。
繋がりを赦します。
発展を赦します。
どうかいつまでも、続くことを願います。
私は人理の裏切り者です。
楽園の使命に背いて、私の夢を叶えました。
汎人類史から、お客様が来ることもあるでしょう。
私の国はどうですか?
美しい国でしょうか?
夢のような国でしょうか?
そうであれば、これに勝る喜びはありません。
妖精國ブリテンへようこそ、お客様。
どうかこの風景が、いつまでも、あなたの記憶に残りますように。
アヴァロン・ル・フェ [完]
ここまで読んで下さってありがとうございます。
アヴァロン・ル・フェ、いかがだったでしょうか。
こちら、本編の約1割にも満たないぐらいの紹介でしたが、伝わりましたかね?
次からは本編に戻ります。お楽しみに。
FGOのシナリオは、ほんとにいいぞ。
それではまた( ´ ▽ ` )ノ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。