第22話

チビ22
1,422
2019/11/04 11:36
簓
おーい起きろー
八ツ葉
八ツ葉
ふみゃああああああ
簓
眠そうやなあ
八ツ葉
八ツ葉
うん、今日本番やから、見ててな
簓
分かってる分かってる。頑張りや。
八ツ葉
八ツ葉
うん
簓
しかし



いつんなったらコーヒー飲めるようになるんやろなー八ツ葉笑笑
八ツ葉
八ツ葉
な、それは言わん約束やろー?!これでも気にしてんねんからなー!!💢
簓
すまんすまんw
八ツ葉
八ツ葉
もー
簓
ほな、いこかー
八ツ葉
八ツ葉
うん!
簓
しっかし暑いなー
八ツ葉
八ツ葉
溶けそー
「ねえあれ見て!白膠木簓と本条八ツ葉じゃない?」
八ツ葉
八ツ葉
ばれましたね☆
簓
外に出る時は気を付けろやったか…。
八ツ葉
八ツ葉
残念そうにしなさんなー。
スクープに載ったっていいさ
───────────────────────
「それでは、準備が、整いました。本条八ツ葉さんで、『ひとりぼっちのひとりごと』、『誰かのためになれたかな』」
八ツ葉
八ツ葉
ひとりぼっち、夕暮れの、風を待った、帰り道
ひとりぼっち、誰ひとり、いなくなった、この町で
ひとりぼっち、怖くない、もう慣れっこ、大丈夫
ひとりぼっち、人知れず、砕け散って、消えていく
草むらから、野良猫が顔を出した
目と目があって、足早に逃げ出す。

ねえまって、行かないで
もう寂しいのは嫌なんだ

ねえまって、行かないで
少しだけ、少しだけ僕の傍にいて

ひとりぼっち、我儘で、
自分勝手、無責任
ひとりぼっち、もういいよ
疲れきった、かくれんぼ
忘れられて、朽ち果てた玩具みたいに
何も言わず、ただ、此処にいるだけ

ねえまって、行かないで
愛なんてもう欲しがらないよ

でも、まって、今だけは
僕のこの手を握りしめて

ねえまって、行かないで
もう寂しいのは嫌なんだ。

ねえまって、行かないで少しだけ
少しだけ僕の傍にいて

ねえまって…。
ねぇ…。

ひとりぼっち、誰ひとり、いなくなった、この町で。
八ツ葉
八ツ葉



誰、かの、為に、なる事が、嬉しかった。
その度にホントの自分を、見失った。

何度、声かけて、何度、相談にのって、何度、仲良くして、何度、喧嘩をする、の。

ひとりが怖いから、私は誰かに頼ってしまう。
その度自分を犠牲にして。
だから、自己主張も出来ない。
自分だけ、端っこにいる。

惨めで、怖くって、縮まって、壊れて、何度も、救われる。

あの人は、暖かい。そのまま、包み込んだ、ままで。
影は、私の事を、嗤って、馬鹿にしてる。
だけど孤独じゃ、行けないんだ。あの日へ。

何度も何度も自分を責めて。
幾度も幾度も傷つけた。
一人が怖くて自分の為に、エゴをばらまく

あーあ、これより先の思い出が、このままで生きれる、幸せだろう。暖かな日差しが、私を貫き通す。
だけどそれも今日で終わり、さよなら、したいんだ


一人じゃあないんだよ。
槍が降っても、剣が降っても。
君を思うから。
誰かのために、なるには、どうしたら良かった?
君も、君も。
私の事を、あざけわらう。

日差しが、私を、包んであの人に届くよに。

あれから私は、何か、できたかな…。
八ツ葉
八ツ葉
ありがとうございました!
(歌詞能力無し)
_______________________
八ツ葉
八ツ葉
づっがれっだーーーーーーーーーーー
簓
お疲れさんっ
八ツ葉
八ツ葉
しゃしゃらああああああどうやったああああ
簓
良かったで
八ツ葉
八ツ葉
明日テレビでバラそ
簓
…しゃーないな。
次の日。
_______________________
「彼氏おるん?(笑)」
「いつまで言うねん!!w」
八ツ葉
八ツ葉
はいいますよ?
「誰なん!?」
八ツ葉
八ツ葉
言っちゃいますねいっその事。

簓さんです
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
八ツ葉
八ツ葉
いつも違う呼び名ですけどね。
簓
(こうもさっぱりと言われると逆にすっきりするな)
「やっぱりお前付き合っとったんかい」
簓
あっ、えと、は、はい…///
簓
…こん時の事、考えとらんかった…///
「どこで知り合ったん!?」
八ツ葉
八ツ葉
…秘密です、かね?
言える訳ないだろあんな過去
「ひとりぼっち」お借りいたしました!

プリ小説オーディオドラマ