バチバチに武装したロウに
珍しくブチギレているライくん 。
私が言うまもなく
2人の殺気が物を言う。
葛葉は「 ヤッベ… 」と冷や汗が
首筋に伝っているのを目視してから
私にも危険が及ぶんじゃないかと
葛葉の腕にしっかりとしがみつく
他のヒーローはその殺気で
動けず ,ロウは抜刀する 。
その言葉に葛葉の口角がニヤリと
不敵に上がる 。
辺りは静まり返り ,
一部のヒーローは気まずそうに
ロウと葛葉から目を逸らす 。
私はその間に挟まれて物凄く気まずい
グイッと顔を持ち上げられ ,
私は不快感を覚える 。
げしっ ,とスネを蹴ると
葛葉から「 い゛ッ?! 」と
痛々しい声が漏れる 。
……反省してるようなのでヨシ。
そう言って部屋が煙で充満する 。
段々意識が脆くなり ,
いつしか声は聞こえなくなった──













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。