─────まただ 。
頭を鈍器で殴られたみたいに痛い
静かに私は答えると ,Dyticaの
メンバー達は顔色を変える 。
Oriensの方々も───変わる
『 バッカじゃないの 』
と 吐き捨てて 顔面蒼白で固まっている
ロウに退職届を受け渡す 。
ここまで 頑張ってきたのに 。
殆どの大事なものを奪われた今 ,
私がヒーローの資格を手放した今
全てが水の泡に陥った
そんなことを考えながら
苦しさや悲しさを打ち消すために微笑む
これで ,
これで …… 本当に ─────
笑って 終わろう 。
あの頃にはどう足掻いたって戻らない
タイムマシンなんて物は ,存在しない
なら ,綺麗に終わりたいだけ 。
黒ドレスを身にまとった───
" 嫌われヒーローの幕を閉じる "
私が最後の挨拶をしようとした──その時
私はビビりだ。自他ともに認めるビビりだ
マジで真っ暗とか終わってる。
死ぬ死ぬ私辞める発言しただけじゃん
なんで 真っ暗になるんだよ 号泣
──────え ?
私が助けを求めようとした瞬間
私の腰周りに手が回され身体が
ふわり と 宙に浮く 。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。