今日も君を
追いかける.
写真に収めて
部屋に貼る
これが私の幸せなのだ…
私はどんどん貴方にハマって
依存した.
カシャ
私は貴方を撮るのが
好きだ
ずっと遠くから見る
だからこの複雑な関係
私はこのままでいい貴方に
近付け無くても…
貴方は人気者
だからか
女子に
告白されてる
私は
別に
恋人じゃなくていい
ただのストーカーとしての
関係
でもやっぱり
…
嫉妬しちゃうよね…
私は教室に戻った
同じクラスの君
席は遠い
でも私は
眺められるだけで
幸せなのだ.
足に違和感があった
靴を脱ぐと
画鋲が入っていた
気にした瞬間
痛くなる足
立てない…
私の靴下は
血だらけだった
私が大好きなあなたに
おんぶされた
でも
遠くから見ていたい私は
少し複雑だ
本当に誰がやったのだろう…
画鋲だなんて…
戻った貴方を
写真に収める
足は痛いけど
あなたの為だったら
動けるよ
カバンを取りに
教室に戻った
さっきまであったカバンが
無くなった
探した…
でも無い
私は探した
カバンには
カメラのフィルムが入っているのに…
携帯も、、
どうしよう…
パニックになった
去ったフリをして
貴方を待つ
家までついて行く.
見守っていたいから…
全部知ってる
家も電話番号も…
貴方を追いかけるから…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!