憂鬱な学校も終え、
友達と別れ歩き出す。
友達と話したり遊んだりするのは楽しいけど、
勉強だの授業だの課題だの、
ほんとにうんざりする。
これと言って刺激もないし、
明日何しようかなぁ〜
なんて呑気なこと考えてた自分がバカだったと思う。
誰かに口を抑えられる。
抵抗したがそのまま物陰まで追いやられてしまった。
小太りのきもいおじさんが、
俺の上に馬乗りになっている。
急におじさんが俺の唇に吸い付いてきた。
正直気持ち悪くて吐きそう…
自分の唇を切り落としたくなった。
ついに舌まで入れてきやがった。
必死に逃げるものの、
おじさんは舌を絡めて離さない。
そう言い見せられたのは、
おじさんのパンパンになったそれだった。
絶対に嫌だ …!
俺は必死に抵抗した。
確かに抵抗するものの、
小太りなせいか重く、
身動きが全く出来ない。
腕もがっちり掴まれて動かなかった。
思い切り口に突っ込まれたそれは、
口の中でさらに大きくなっていた。
ほんとに気持ち悪くて、
もう死んでしまいたかった。
気がつけば涙が頬を伝っていた。
舌打ちしながらおじさんは逃げていってしまった。
どことなく優しそうな雰囲気をまとっている。
助けてくれて安心したものの、
涙は止まらなかった。
そう言いお兄さんは僕の手をとり、
強く握りしめながら歩き始めた。
10分ほど歩き、
ひとつの一軒家の前で止まった。
中は広くて、
1人で住むには充分すぎるほどだった。
いい匂いがしてきた。
出されたのはオムライス。
確かに簡単だけど、
今の俺には満足だった。
ヒョンといる時間は楽しくて、
いつの間にか涙は止まっていた。
また1人になるとあの記憶が鮮明に蘇ってきて、
泣きそうになってしまった。
早く上がりたい、ヒョンに会いたい、
そんな気持ちで急いで体を洗った。
俺は勢いよくマクヒョンに抱きつく。
そんな俺に何も言わず、
抱きしめる力を強めてくれる。
そう言い残してマクヒョンは行ってしまった。
上がるまで耐えれるかな…
俺はこっちを向いたマクヒョンにキスをした。
あんなおじさんで終わるよりも、
ヒョンで終わらせたい。
マクヒョンならいいって思っちゃった 、
思ったよりもヒョン緊張してる?
案外可愛いところあるんだな 、笑
ベッドに座り、
もじもじしだすマクヒョン。
さっきまで余裕だったのに、
俺からグイグイ行くと引き気味になっちゃうみたい。
おじさんの時とは比べ物にならないくらい
優しく、甘いキス。
トロトロ溶けてしまいそうになる。
ゆっくり入ってきたマクヒョンの舌。
逃げることなく自分から絡めに行く。
そこでマクヒョンは何かが切れたみたいで、
ヒョンは俺を押し倒した。
ヒョンの甘い舌で耳を舐められ、
思わず声が溢れる。
胸を甘噛みされ、
体が反応してしまう。
ズプッ
最初ゆっくりかと思ったら
急に速くしてくるマクヒョン。
キスされながら突かれ、
もう何も考えられなくなってしまった。
名前を呼ぶと急に抱きついてくるマクヒョン。
初めてしたのがヒョンで
本当に良かった。
これからはずっと、
俺のそばに居てね? 、…
end…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!