二人の会話いきます。
優悠(ゆう)
朔弥様、今日の門限は?
朔弥(さくや)
いつもと一緒
朔弥(さくや)
ねえ、まだ俺あの音聞いてないんだけど
聞かせて
優悠(ゆう)
ふふ、そうでしたね。いいですよ
優悠(ゆう)
……すぅ……
~♪
朔弥(さくや)
やっぱり落ち着くな……
優悠(ゆう)
それは良かったです
那瑠(なる)
失礼します。優悠様
優悠(ゆう)
あ、那瑠……あ、その時間か……
朔弥(さくや)
誰?
優悠(ゆう)
彼は僕とずっと一緒にいる那瑠
那瑠(なる)
朔弥様、以後お見知り置きを
朔弥(さくや)
こちらこそ
那瑠(なる)
で、優悠様、これお飲みください
優悠(ゆう)
ありがとう、今日は忘れてた……
朔弥(さくや)
それ何?薬?
那瑠(なる)
はい、優悠様は小さい頃から体が弱くよく風邪を引いていまして……実は今も少し風邪気味だと伺ったので、こうして私が
朔弥(さくや)
なるほど……風邪大丈夫か?
優悠(ゆう)
あ、はい(けほっ)大丈夫です
那瑠(なる)
後で医師が来ます。
優悠(ゆう)
わかった……
朔弥(さくや)
俺も一緒にいていいか?
優悠(ゆう)
もちろんです
朔弥(さくや)
そうか……ほんとに大変だな……
(よしよし)
優悠(ゆう)
もう慣れっこです
優悠(ゆう)
げほっ
朔弥(さくや)
大丈夫か?
那瑠(なる)
お話中失礼します、優悠様、医師が来ました
優悠(ゆう)
あーうん、こっちに通していいよ
那瑠(なる)
(ご案内します。
医師:こんにちは、優悠様
優悠(ゆう)
こんにちは
医師:おや、こちらの方は?
優悠(ゆう)
彼は僕の恩人です
朔弥(さくや)
えっ
医師:そうでしたか
優悠(ゆう)
はい
優悠(ゆう)
で、先生お願いします
医師:お待ちなさいって
診 察 中
朔弥(さくや)
どうでした?
医師:いつもの風邪ですね、同じ薬出しておきます
優悠(ゆう)
いつもすみません……けほっ
医師:私は優悠様が小さい頃から見てきています
ほんとに体が弱くて……
朔弥(さくや)
そうなんですね
朔弥(さくや)
なあ優悠、俺にも手伝えることがあったら遠慮なく言ってくれよ
優悠(ゆう)
ありがとうございます
医師:愛されてますね……薬です
優悠(ゆう)
ありがとうございます
医師:じゃあ私はこれで
優悠(ゆう)
はい、ありがとうございます
医師:お大事に
那瑠(なる)
ありがとうございました
那瑠(なる)
薬預かります
優悠(ゆう)
はい
那瑠(なる)
ではごゆっくりと
朔弥(さくや)
ゆっくりだってさ
優悠(ゆう)
僕、今度、朔弥様の家に行ってみたいです
朔弥(さくや)
いきなりだな、いいよ、おいで
待ってるから
朔弥様の家に行く約束をして、僕達はゆっくり過ごした
僕の体調もあって……
早く元気になって行きたいな
ゆっくりすぎていく時間にふと思った
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編集部コメント
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