_ 国見side _
俺と金田一は階段を上りひとつひとつ教室を見ながら歩いた
そして俺たちは空き教室に向かった
空き教室の近くに行くとかすかに声が聞こえた
こんな会話が空き教室から聞こえた
その会話に俺は怒りかが込み上げてきた
俺は怒りにまかせドアを思いっきり開けた
(顔文字で雰囲気壊してるのは気にしないでください)
こいつらのせいであなたは、、、
あなたが何したって言うんだよ、、、
なんであなたが虐められなきゃいけないんだよ、、、
気づくと俺はクラスの奴らを殴ろうとしていた
金田一の言う通りだ、、、
殴っても何も解決しない
こいつらを殴って俺の怒りがおさまるわけでもない
そして俺たちはそいつらを先生のもとに連れていき
さっきの会話を録音していたのでそれも先生に聞かせた
そして俺たちはあなたが運ばれた病院へと急いだ
病院につくとあなたはすでに病室にいた
医者によると命にかかわる怪我ではないし、
後遺症も残らないと言っていた
でも頭を強く打っているから起きた時に
"記憶障害"を起こしてるかもしれないらしい
俺はその話を聞いてあなたが記憶障害を
起こしているかもしれないという恐怖と同時に
あなたがいなくならなくて良かったと心底ホッとした
そして俺たちはあなたの病室に向かい
あなたが目覚めるのを待った
しかしあなたはなかなか目覚めず3日間
あなたのいる病院に通い続けた
4日目、、、
俺らは今日もあなたの病室に来ていた
病室の退場時間が迫り帰ろうとしたその時
あなたが目を覚ました
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!