_ あなたside _
気がつくと私は
病院のベットにいた
周りからは電子音
そして消毒の匂いがした
私なんで病院のベットにいるんだろう
その理由を考えながら横を見ると
大好きな顔が見えた
私の声に気づいた英はとても驚いていた
英は涙を流しながらそう言った
英と話していると花瓶を持った金田一が来た
そう言って金田一は花瓶を英に預け
早歩きで看護師さんを呼びに行った
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看護師さんと英達から話を聞いてようやく思い出した
そうだ私階段から突き落とされたんだ
私が思い出したことを伝えると
英達は心底ホッとしたような顔をした
そうするとどうやら病室から
退場しなきゃいけない時間がきたみたいで英達は帰って行った
その後は看護師さんに
「明日検査するので今日はもう休んでください」
と言われたので私はもう一度眠りにつくことにした
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。