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第12話

いつになれば、、 END
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2018/03/26 05:08

[、、、かー、重岡ー!電話ー]

『俺っすか?』

[お前だよー]


会社に電話って誰やねん、

取引先?

『はいー変わりました重岡です、』

?「重岡くん?私は、北野あなたの父ですけど、」

『え?、あなたの?』

あなた父「重岡くん今日うちに来れるかな?」

『僕はいいですけど、あなたの母さんが、』

あなた父「妻はだいぶ落ち着いていますよ、ぜひ君に話したいことがあるんだ、」

『わかりました、』



[誰だったんだー?]

『別に、大丈夫、です』

_____________________________________________

電車に揺られ50分くらい、

あなたの家は、田舎ではない、

ピンポーン、

俺の気分とは真逆の明るい音、

あなた父「あー、来てくれたか、入って」

『お邪魔します、』

初めてあなたの実家に入った、

あなたと一緒じゃなくて、1人とは、




あなた父「重岡くんに話さなきゃいけないことがあるんだ」

『はい、』

あなた父「妻もかなり反省しているんだ、あの時重岡くんを責めてしまって、」

『いや、俺が悪いです、俺が、』

あなた父「誰も重岡くんが悪いとは思ってない、妻もそうだ、」

『でも、』

あなた父「君が助けても助けなくても、あなたはもうすぐ旅立っていたんだ、知ってるだろ?」

『、はい、』

あなた父「だからこれからは、違う人と人生を歩んでほしい、」

『、、それはできません、』

あなた父「でも、こちらのわがままかもしれないが、あなたのこと、忘れないでほしいんだ、」

『、、!』

あなた父「君の人生において、あなたは特別な存在でいてあげてほしい、」

『、、でも、俺は、あなたを見捨てて他の人となんて、、』

あなた父「あなたは、素晴らしい人と出会ったんだなぁ、幸せ者だな、」

あなたの父さんは、あなたの仏壇の前でそう言った、

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あれから2年、

俺は誰とも新しい人生なんて歩んでいない、


でも心の中には、


いつでも



あなたがいる、





俺は青い雲のない空にこう呟いた、

『なぁ、あなた、いつになれば、戻ってくるんだ?』

















_*.END_*.

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