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第1話

キセキと君の奇跡
2,960
2021/03/12 16:11
青々と広がる空

少し前に切った髪にそよ風が当たる

美しい桜の花びらが視界をめぐる

目の前に広がる

青空、桜、そして夢にも見た誠凛高校


まだ入学式も始まっていないのに部活が待ち遠しい

ガヤガヤと楽しそうな声を聞きながら私は
校門に足を踏み入れた。

私のクラスは1-B
知り合いは1人もいない


新しい学校で新しい友達と一緒に楽しい毎日を過ごせたらいいなぁ。

そんなことを思いながら教室のドアを開けた。

そして入学式、HRと時が進む。

ついに仮入部を決める。
真っ先に私は男子バスケットボール部の所へ向かっていった。

相田リコ
相田リコ
よし!ひとまず5人は集まったし、こんなもんかな〜
日向順平
日向順平
まっ、去年も最初はこんなもんだったしいんじゃねぇーの
あなた
あ、あのすみません…
相田リコ
相田リコ
あら?女の子、、、ってことはマネージャー!?
ほんとに!?
日向順平
日向順平
おい、りこはしゃぎすぎだ。
少し落ち着けよ、若干引いてるし。
あなた
あははは…華本ハナモトあなたです。
あのマネージャーをやりたいんですけど、まだ大丈夫ですか?
相田リコ
相田リコ
ぜんっぜん大丈夫よ!!!!
やったぁぁ!念願のマネージャーゲットよ!
ね!日向君!
日向順平
日向順平
あ、あぁまぁそうだな
マネージャー大変だと思うけど頑張れ
あなた
ありがとうございます!
先輩達優しそうで良かった〜
ホッと一息ついてると、後ろから急に声がした
黒子テツヤ
黒子テツヤ
初めまして。
マネージャーがいるの少し久しぶりですね。
あなた
わっ…!!
突然声がした方を見ると、私より少し背の高い水色の髪の男の子が優しい顔で立っていた
日向順平
日向順平
黒子ぉ、あなたちゃんビックリしてんだろ
黒子テツヤ
黒子テツヤ
すみません。
驚かせるつもりはなくて。
あなた
全然大丈夫です!
もしかして黒子テツヤ君ですか?
黒子テツヤ君らしき男の子は少しキョトンとした顔で話を続けた
黒子テツヤ
黒子テツヤ
よく僕のことをご存知ですね。
黒子テツヤです。よろしくお願いします。
あなた
やっぱりそうですよね!
去年のウィンターカップで見覚えがありました!
相田リコ
相田リコ
去年のウィンターカップ見に来てくれてたの!?
優勝して良かったわ〜
当たり前だろとツッコミを入れる日向先輩

もう楽しくて、部活が待ちきれない。
黒子テツヤ
黒子テツヤ
華本さん、僕に誠凛高校を案内させてください。監督、キャプテン、大丈夫ですか?
日向順平
日向順平
あ、あぁ、全然大丈夫だけど。
相田リコ
相田リコ
え?うんまぁいいわよ。
少し先輩達は驚きながらも私たちを見送った
日向順平
日向順平
まさか黒子が、自らあんなこと言うなんてな。
相田リコ
相田リコ
私もびっくりした。
もしかしてこれは、、、恋の予感!?
日向順平
日向順平
さすがにないだろ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
黒子テツヤ
黒子テツヤ
華本さん、ここが体育館です。
僕はここで誠凛のみんなとバスケをするのが大好きなんです。
黒子先輩は体育館を見つめながら優しい声でそう言った
あなた
そうなんですね。
私も早くその一員になりたいです!
ニコッと笑顔を向けて再び歩き出した
あなた
黒子先輩!って呼んでもいいですか…?
少し先を歩く先輩を引き止めてそう言った
黒子テツヤ
黒子テツヤ
黒子だと少し呼びにくいでしょうから下の名前でいいですよ。
あなた
テツヤ…先輩?
私は男の人を下の名前で呼ぶのがあまり得意ではないけど、先輩が言うなら…。
黒子テツヤ
黒子テツヤ
ありがとうございます。
僕も下の名前で呼びたいんですけどダメですか?
少しニコッとした後にそう言われて、ドキッとした

なんだろうこの感じ
胸が少し高鳴った
あなた
全然大丈夫です、先輩が呼びやすいので呼んでくださいっ!
私は少しテンパってしまって下を向いてそう言った

真っ直ぐに見つめられたその目を

直視することが出来なかったから
黒子テツヤ
黒子テツヤ
ありがとうございます。
あなたさん。次に行きましょう。
あなた
あ、はい!
学校の中を色々案内してもらい、その日は家の近くまで送ってくれることになった。
あなた
あ、この辺で大丈夫です!
わざわざ送ってくれてありがとうございます!
黒子テツヤ
黒子テツヤ
ここでいいんですか?
分かりました。女の子を1人で暗い中帰らせる訳にも行きませんので。
少し微笑みながらテツヤ先輩はそう言った
黒子テツヤ
黒子テツヤ
僕はあなたさんと一緒に部活ができるのをとても楽しみにしています。きっと僕だけじゃなく、部員みんなもそう思ってると思います。
それじゃあまた明日。
あなた
私も楽しみです!
はい!ありがとうございました。
テツヤ先輩は微笑みながら手を振って私とは逆の方面へ歩いていった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

相田リコ
相田リコ
しっかしあなたちゃん、めちゃくちゃ可愛かったわね…。
日向順平
日向順平
それについては同感だ。
相田リコ
相田リコ
あんな可愛い子がマネージャーやるってなったら部員もさぞかし張り切るんだろうなぁ。
練習メニュー増やすか!
日向順平
日向順平
悪魔の笑顔でそんな事言うなよ!?
相田リコ
相田リコ
ま、とにかく明日の部活が楽しみね!
日向順平
日向順平
あぁ、そうだな。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

“恋心 とは”

私はさっきの胸の高鳴りが恋なのかそうじゃないのか。

いや、まだ出会って間もないのにそんな簡単に恋に落ちるわけなんかない。

男の子に少し優しくされて少しドキッとしただけだ。

そう自分に言い聞かせて眠りについた。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

僕はあまり自分からグイグイ行くようなタイプでは無い。

にもかかわらず、あなたさんを見て

気づいたら
『誠凛高校を案内させてください。』
そんなことを言っていた。

案の定、先輩達もあなたさんも驚いていた。

それでも僕はあなたさんともっと

話をしてみたいと思った。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -

初めまして〜!

今回は黒子のバスケをテーマに夢小説を書いていこうと思います!!


☆お気に入りとコメントよろしくお願いします!

☆リクエスト等があれば番外編などで作っていきたいと思います!

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