青々と広がる空
少し前に切った髪にそよ風が当たる
美しい桜の花びらが視界をめぐる
目の前に広がる
青空、桜、そして夢にも見た誠凛高校
まだ入学式も始まっていないのに部活が待ち遠しい
ガヤガヤと楽しそうな声を聞きながら私は
校門に足を踏み入れた。
私のクラスは1-B
知り合いは1人もいない
新しい学校で新しい友達と一緒に楽しい毎日を過ごせたらいいなぁ。
そんなことを思いながら教室のドアを開けた。
そして入学式、HRと時が進む。
ついに仮入部を決める。
真っ先に私は男子バスケットボール部の所へ向かっていった。
先輩達優しそうで良かった〜
ホッと一息ついてると、後ろから急に声がした
突然声がした方を見ると、私より少し背の高い水色の髪の男の子が優しい顔で立っていた
黒子テツヤ君らしき男の子は少しキョトンとした顔で話を続けた
当たり前だろとツッコミを入れる日向先輩
もう楽しくて、部活が待ちきれない。
少し先輩達は驚きながらも私たちを見送った
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黒子先輩は体育館を見つめながら優しい声でそう言った
ニコッと笑顔を向けて再び歩き出した
少し先を歩く先輩を引き止めてそう言った
私は男の人を下の名前で呼ぶのがあまり得意ではないけど、先輩が言うなら…。
少しニコッとした後にそう言われて、ドキッとした
なんだろうこの感じ
胸が少し高鳴った
私は少しテンパってしまって下を向いてそう言った
真っ直ぐに見つめられたその目を
直視することが出来なかったから
学校の中を色々案内してもらい、その日は家の近くまで送ってくれることになった。
少し微笑みながらテツヤ先輩はそう言った
テツヤ先輩は微笑みながら手を振って私とは逆の方面へ歩いていった
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“恋心 とは”
私はさっきの胸の高鳴りが恋なのかそうじゃないのか。
いや、まだ出会って間もないのにそんな簡単に恋に落ちるわけなんかない。
男の子に少し優しくされて少しドキッとしただけだ。
そう自分に言い聞かせて眠りについた。
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僕はあまり自分からグイグイ行くようなタイプでは無い。
にもかかわらず、あなたさんを見て
気づいたら
『誠凛高校を案内させてください。』
そんなことを言っていた。
案の定、先輩達もあなたさんも驚いていた。
それでも僕はあなたさんともっと
話をしてみたいと思った。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
初めまして〜!
今回は黒子のバスケをテーマに夢小説を書いていこうと思います!!
☆お気に入りとコメントよろしくお願いします!
☆リクエスト等があれば番外編などで作っていきたいと思います!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。