第4話

気持ちの連鎖
1,508
2021/03/18 15:47
僕は最近おかしい。

あなたさんと仲良くなりたい。

そんな強い思いが僕の心を惑わせる。

これが、恋だとも知らずに…

----------------------------------------------------------
“あなたさん”

私の名前を呼ぶ声が聞こえてふと廊下を見る

しかしそこには誰もいない
黒子テツヤ
黒子テツヤ
あなたさん
あなた
わっ!!
テ、テツヤ先輩!?どうしてここに!
黒子テツヤ
黒子テツヤ
すみません。
何回か呼んだんですけど、聞こえていなかったようなので。
あなた
え、、それはすみません!!
黒子テツヤ
黒子テツヤ
いえ、慣れてますから。
とりあえず廊下に出ませんか。
ちょっとクラスがザワザワしてきちゃいました。
そりゃそーだよね、、。

先輩が、私なんかのところに来てたら周りもザワザワしちゃうわ、、。
あなた
それで、どうしたんですか?
黒子テツヤ
黒子テツヤ
お昼、一緒に食べませんか?
僕と火神君とあなたさんの3人で。
あなた
え?えぇ!?
で、でもいいんですか?そんなの迷惑じゃ、、
黒子テツヤ
黒子テツヤ
迷惑なんて、そんなことないです。
あなたさんさえ良ければですけど。
あなた
私は全然!ほんとに、いいんですか??
黒子テツヤ
黒子テツヤ
はい、それじゃあ今日のお昼屋上に来てください。
あなた
分かりました!
そう言うとテツヤ先輩は軽く手を振ってくれた後走って自分の教室へ行ってしまった
テツヤ先輩と火神先輩とお昼、、、

緊張するけど、楽しみ!
----------------------------------------------------------
黒子テツヤ
黒子テツヤ
火神君。
火神大我
火神大我
あ?なんだ黒子
黒子テツヤ
黒子テツヤ
今日からあなたさんと僕と火神君の3人でお昼食べることになったんで、一応伝えとこうかと思いまして。
火神大我
火神大我
はっ、、?
火神大我
火神大我
おまっ!!気は確かか!?
黒子テツヤ
黒子テツヤ
はい、確かです。
火神大我
火神大我
な、なんであなたも!?
黒子テツヤ
黒子テツヤ
僕が誘いました。
火神君は嫌なんですか?
火神大我
火神大我
別に嫌じゃねぇけどよ、、、
まぁいいやわーったよ。どこで食うんだ?
黒子テツヤ
黒子テツヤ
お昼に屋上に来て欲しいと伝えたので、屋上です。
お昼休みが始まるチャイムが鳴った
私はお弁当片手に屋上に向かった
扉を開けると
ザァッと春の気持ち良い風が肌に触れる

そして、目の前にはテツヤ先輩と火神先輩の後ろ姿
あなた
すみません!お待たせしました!
火神大我
火神大我
おー、来たな。
黒子テツヤ
黒子テツヤ
それじゃあ、食べましょう。
あなた
はい!
火神大我
火神大我
すげぇ!それあなたが作ったのか?
黒子テツヤ
黒子テツヤ
すごい。とても美味しそうですね。
あなた
あ、私の家両親が共働きでほとんど家にいる時間があんまりなくて、弟と妹にお弁当いつも作ってるんです。
火神大我
火神大我
そーだったのか、そりゃ大変だな
あなた
大変ですけど、料理は好きなので!
黒子テツヤ
黒子テツヤ
火神君とは気が合いそうですね。
自分で言ったくせに少し胸が痛い

僕は最近自分の胸がキュウっと締め付けられることが何度かある。

この気持ちはまだよく分からない
あなた
火神先輩も料理お好きなんですか?
火神大我
火神大我
あぁ!俺1人ぐらしだから嫌でも作んねぇとな
あなた
そーなんですか!一人暮らしなんて凄いですね!
火神大我
火神大我
元々親父と住む予定だったんだけど、急にアメリカに戻らなきゃ行けなくなっちまって結局一人暮らし。
あなた
アメリカ、、?
黒子テツヤ
黒子テツヤ
火神君は帰国子女なんですよ。こー見えて。
火神大我
火神大我
こー見えては余計だ!
あなた
え!凄いです!!
アメリカでバスケやってたんですか!?
火神大我
火神大我
あぁ、まぁな!
あなた
そーなんですか!その話、もっと聞きたいです!私もバスケやってたので!
火神大我
火神大我
あなたもバスケやってたのか!
なんで辞めちまったんだ?
あなた
最後の全中の決勝戦の途中で靭帯を痛めてしまって、それ以来バスケは出来なくなっちゃったんです。優勝はしましたけど、やっぱりみんなと最後まで戦いたかったです。
火神大我
火神大我
そうか、靭帯痛めたとこはもう治ったのか?
あなた
はい!もうほとんど治りました!
火神大我
火神大我
そっか!
じゃあ今度みんなでバスケでもしよーぜ!
なっ!黒子!
黒子テツヤ
黒子テツヤ
はい、ぜひやりましょう、
あなた
ほんとですか!楽しみです!
テツヤ先輩と火神先輩と一緒にバスケできるとか、ほんとに楽しみでしょうがないよ〜!!
その後たくさん色んな話をしていた、いつの間にかお昼休みの終了を知らせるチャイムが鳴っていた
私は明日も3人で、お昼を食べれることが楽しみで楽しみでずっとウキウキしていた

気づいたら部活も終了間際。
----------------------------------------------------------
桃井さつき
桃井さつき
…ちゃん!
青峰大輝
青峰大輝
………。
桃井さつき
桃井さつき
大ちゃん!
青峰大輝
青峰大輝
…あ?なんだよさつき
桃井さつき
桃井さつき
なんだよじゃないわよ!さっきから何度も呼んでるのに!
青峰大輝
青峰大輝
わりぃ、ちょっとボーッとしてたわ
桃井さつき
桃井さつき
最近どーしたの?なんか悩み事?
青峰大輝
青峰大輝
あーまぁそんなよーなもんだ
青峰大輝
青峰大輝
てかわりぃさつき。
先に帰っててくれ。寄るとこあっから
桃井さつき
桃井さつき
え!?ちょっと!大ちゃん!
俺はさつきのその声を無視してサクサクと歩いていった
桃井さつき
桃井さつき
もーー、勝手なんだから!
今吉翔一
今吉翔一
あらぁーー?
桃井やないの!どないしたん?
桃井さつき
桃井さつき
今吉さん!
お久しぶりです!
今吉翔一
今吉翔一
久しぶりやのぉ。青峰はどこいったん?
桃井さつき
桃井さつき
分かりません、なんか、寄るとこがあるから先帰っててって言われちゃって。
今吉翔一
今吉翔一
なんやぁ、青峰らしくないなぁ。
なんかあったんか?
桃井さつき
桃井さつき
実は…
今吉翔一
今吉翔一
なるほどなぁ、、
そのー、誠凛のマネの子が気になっとるんかなぁ?
桃井さつき
桃井さつき
やっぱりそー思いますか??
大ちゃんのことだからただ可愛いって言ってるだけかと思ってたんですけど、それだけでもなさそうで、、。
今吉翔一
今吉翔一
んー、まだ1回しか会ってないみたいやし断言はできへんけどなぁ、、。
桃井さつき
桃井さつき
いつもなら私もついて行ったりするんですけど、最近の大ちゃんは少し上の空なことがおおくて、、。
今吉翔一
今吉翔一
まぁ、まだ何も決め付けられへんし青峰に直接聞いてみたらええんちゃう?
桃井さつき
桃井さつき
悩み事?って聞いても、そんなもんとしか言ってくれなくて。
今吉翔一
今吉翔一
まぁもしかしたら恋愛に関することなんかもしれんなぁ。桃井にも言えないことなんかは知らんけどな。
桃井さつき
桃井さつき
そーかもしれないですね、、。
今吉翔一
今吉翔一
あー、桃井。今日はわしが奢るで。
なんかご飯食べに行こーや!
そこで話も聞いたるで。
桃井さつき
桃井さつき
ありがとうございます、今吉さん、、。
----------------------------------------------------------
青峰大輝
青峰大輝
おい、
あなた
え?
あなた
な、なんで青峰先輩がここに、、




✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -、

ここまで読んでいただきありがとうございます!

☆いいねとお気に入り登録よろしくお願いします!

☆コメントもお待ちしてます!

プリ小説オーディオドラマ