な、な、なんでここに青峰先輩が、、!?
青峰先輩は私を強引に引き止めた上に勝手に色々と決められてしまった、、、。
なんというか、やりづらいなぁ。
え?今なんて?1on1?青峰先輩と?
緑間真太郎さん。
そう、まさに私の憧れの人。
緑間先輩のシュートを初めて見た時凄いと思うと同時に、私もやってみたい。
そう思った。
さすがに中学生の私はハーフコートまでが精一杯だった。
でも、少しだけブランクもあるし、、、。
あまり自信がないなぁ。
女と男が1on1、、、。
こんなの初めての体験で少し胸が高まる。
ましてや相手はあの青峰先輩。
どんな体勢からでもシュートを入れられる
型のないシュート
ワクワクが止まらない。
女と1on1なんて初めてだが、こいつからは何も感じとれねぇ、、、。なんなんだこの感じ。
な、なんだこいつ、、急に雰囲気が変わりやがった。
バスケットボールをついている手が今にもボールから離れそうだぜ、、、。
だが、面白ぇ。
ヒュンッ!
ポスッ、、、
なっ、スリーだと!?
今一体何が起きたんだよ、、!!
もしかして、こいつもテツと同じくミスディレクションを、、??
いや、俺はちゃんとこいつが見えていた。
なのに、どうやって俺からボールを奪ったんだ、、
まさかっ、、
ドリブルで抜く瞬間に、ボールが床から手に戻る時、又は手から床に行く時の一瞬の隙にボールを奪ったっていうのかよ、、!?
それにしては動きが早すぎる!!
一瞬にしてボールを奪い、3Pラインからシュートを打ちやがった。
相手の一瞬の隙を見てからボールを奪ってシュートに行くまでの時間が極端に短すぎる。
ははっ、、サイコーだな。
んー、次は何にしよっかな〜。
やっぱり強い人と一緒にバスケ出来るのほんとに楽しい!!
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〜数十分前〜
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〜次の日〜
〜DVD視聴中〜
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〜次の日〜
大ちゃん、、
どうしてそこまであなたちゃんのこと、、、。
〜回想〜
青峰のやつ、こんなええ子ちゃんおんのに何しとんねん。
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大ちゃんとの今の関係を壊したくない。
大ちゃんが誰かに取られちゃうのも嫌だ。
でも、私にはそんな勇気ない、、、。
ダメだなぁ、私。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。