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第1話

付き合ってください
975
2020/08/01 12:51
いつもと変わらない学校

私は同級生のディオに呼ばれた。
『俺の家に来い』と。
ディオの家はあの有名なジョースター家の豪邸だ。私なんかが行くのはちょっと気が引けるけど、呼ばれたので、仕方なく行くことにした。

ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
やっと来たか。
リカコ
リカコ
ごめん、遅くなっちゃって。
リカコ
リカコ
で、話ってなあに?
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
ちょっと、俺の部屋に来てくれ。
私は不思議に思いながら、階段を上がり、ディオの部屋に向かった。
リカコ
リカコ
今度こそ、話ってなに?
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
これから言うことをよく聞けよ?
一度しか言わないからな。
リカコ
リカコ
うん。
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
俺は、お前のことが好きだ。
リカコ
リカコ
えっ?
ほんとに?
なんと、ディオは私のことが好きらしい。
なんで私なんかを?と私は即座に思った。
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
ああ。
ほんとだ。
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
お前は俺のこと、嫌いなのか?
リカコ
リカコ
ううん!
そういう意味じゃなくて、なんで私なのかな?って思っちゃって…
リカコ
リカコ
ほんと、悪い癖だよね…
ディオが頑張って告白してるのにさ、こんなに疑うなんて…
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
別に君は悪くないよ。
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
それより、返事を聞かせてくれないか?
リカコ
リカコ
うん。
私もディオのこと好きだよ!
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
…!…
そうか!じゃあ、改めて、
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
俺と付き合ってくれないか?
リカコ
リカコ
はい!
喜んで!!!
ディオが私に告白するなんて、明日は矢でも降るんじゃないかしら?
そんなことを思った。




ふとした時、時計を見ると、
…!…
リカコ
リカコ
もうこんな時間じゃない!
時計の針は6時辺りを指している。
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
確かにそうだな。
リカコ
リカコ
もう帰らなきゃ!
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
リカコ!
今日はうちに泊まらないか?
明日は休みだろう?
リカコ
リカコ
そ、そうだけど…
お母さんに連絡しなきゃ。
ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー
それなら、ジョースター卿に頼んで、手紙を出せばいいじゃあないか。
リカコ
リカコ
分かったよ。
リカコ
リカコ
じゃあ、今日はここに泊まる!

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