この部屋、1人で住むには大きいな…。
なんて部屋を観察していると、さとみさんがお風呂から出てきた。
さとみさんはタオルで髪をクシャクシャと拭いている。
なんかカッコイイ。
さとみさんはゲームのリモコンを2つ持って言う。
さとみさんがゲームするなんて思っても無かった…。
ゲームのカセットを私に差し出す。
私が指さしたのは車を運転して競争するゲーム。
ーーー
私も強そうなキャラにしたはずなのに…。
きっとこのコースが難しすぎるんだ。
リモコンをテーブルに置くと、さとみさんは私をソファーに押し倒した。
私が戸惑っていると、さとみさんは私の歯列をこじ開け、唾液を混じり合わせた。
ダメだ。
目を合わせたら私自身が爆発するかどうにかなっちゃう。
顎を持たれて、さとみさんの方へ顔が向く。
さとみさんは、優しく私の髪を耳にかけた。
さとみさんは私の首を人差し指でなぞった。
首に吐く息が当たり、噛み付くように吸い上げられた。
一瞬にして私の体はさとみさんに持ち上げられた。
私が連れてこられたのはベットだった。
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小学生のテスト永遠に解きたい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。