言ってしまった
ついに、ついに…… ! ! !
いつも告られても断り続けるテテ
なんでだろうっていつも考えてた
まあ好きじゃない人と付き合うのはいいことではないとは思うけど
あんなにモテるんだし、可愛い子ならとりあえずokしとくとかあってもおかしくないのに
今はただ、恋愛に興味がないだけなのか
それとも────────
はい、おわた ( ˙-˙ )
いるんだ
好きな人……
もうこれ以上言ってもムダだから諦めた
私にも、教えてくれないんだ
そんなに信頼ないのかな……
私はテテのことすごく信頼してるのに
うちらの幼なじみの絆ってそんなもんなのかな……
テテに好きな人がいたこと、
それを打ち明けてくれないこと、
2つのショックが重なってマイナスなことしか浮かばなくなる
まあテテにとって私は所詮、幼なじみだもんね
私がいるって答えたら、
テテはどんな反応するのかな
別になんとも思わないのかな
じゃあ、もしもここで
“ テテのことが好き ”
そう伝えたら……?
きっと私の想いは儚く散ることになるだろう
だから今は
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。