第4話

@授業
116
2021/04/01 14:02
授業は右から左へ聞き流して落書き。
正直授業中の落書き程進むものは無いと思ってる。
先生
おい、あなた~、此処の答えは?
先生、私が聞いてないの分かってて言ってるでしょ。
まぁ、別に分かるからいいんですけどね!!(ドヤ
あなた
は~い、○△で~す
先生
チッ…、正解だ
先生は小さく舌打ちして言う。
そんなに答えられるのが悔しいかね。
教師なら認めてあげるのが筋ではないのか。
答えてからまた落書きしていく。
楽しい。
薔薇描いたり百合描いたり。
行為は偶に。

授業はあっという間におわった。
とても楽しかった(落書きが)。
次の授業は体育だから、着替えなくては。
…っとその前に。
あなた
マンちゃん、ハンドクリーム貸して
オスマン
ええで
手が異常なまでにかっさかさだから女子力あるマンちゃんにハンドクリームを借りる。
私はそんなもの持ってない。
使い終わってからありがと、と言って返し、着替えに向かった。
オスマン
…体操着やと際立つな
あなた
セクハラやぞ
……今日は1学年合同。
A-Eまで、5クラスもあるのに合同させるなんて頭沸いてんじゃねーかここの教師。
心の中で愚痴るが、3-Bの友人、ルノアと会えるのは凄く嬉しい。

授業内容は、ペア組んで運動、みたいなんらしい。
それも6人。
何故それを選んだ、と聞くと各クラス1人ずつと、人数調整で6人らしい。
友人は1人だからな、どしよ、マンちゃんにするかな。
マンちゃんに声を掛けると既に人が居たらしく。
だがまだ枠は余っている為入れさせてくれた。
相手側とも面識があるから。
3-Aの私とマンちゃん。
3-Bのルノアとトン氏。
3-Cのグルさん。
3-Dのひとらん。
これでメンバーは揃った。
何故面識があるのか…、それは生徒会のメンバーだから。
私は正式なメンバーではないが会議に参加することはあるし、仲もいい為面識がある。
因みにルノアもある。
トントン
運動っつってもなぁ…
ひとらんらん
何すれば良いんだろ…
ルノア
先生生徒に丸投げにしやがって…
グルッペン
はぁ、何しようか
あなた
流石に真面目にせなあかんよな…
普通に話しているが、先刻から視線が痛い。
それもそうだ、顔面偏差値高くてつよつよメンにブス(私)1人。そりゃチラチラも見られる。
ああ、やっぱり他の人と組めば良かったかな。
でもなんとなく気になって、会話に聞き耳を立てる。
モブ
生徒会メンバー格好良くない…?
モブ
え、ひとらんらんとオスマンも良いよ…
モブ
いや、てか同性の私も惚れるわあなたには
モブ
えそれな、なんか唯一近付いて良い、みたいな?
モブ
色んな意味でルノアとあなただけよね、あんな親しくできんの
ッ!!!
嬉しい。
とても嬉しい。
嫉妬とかでぶん殴られるとか嫌だから。
しかも褒められて、本当に嬉しい。
オスマン
ん?あなたどしたん?
あなた
んぇ?なんでもないよ?
ぼーっ、としてしまっていたらしい。
気をつけなきゃ。
はて、運動は何にしよう。
他のチームを見てみると、キャッチボールしたり走ったりしてる。
めんど。
ルノア
ね、何する?
トントン
ふつーにキャッチボールとかでええんやない?
ひとらんらん
ん、良いと思う
グルッペン
んじゃそーするか
マンちゃんはボールを取りに走る。
彼奴、普通にしてたら格好いいのに。
あなた
……はぁ、だる
ルノア
それな…
トントン
…悪いんやけど、今日も集まりあるで
あなた
あぁ、せやった、忘れとった…
生徒会の話とかしてマンちゃんが帰ってくるのを待つ。
と言っても距離もそんなにないから少ししか待たなかったけれど。


長すぎると読みづらいかな、と思いまして次に続きます。

プリ小説オーディオドラマ