第2話

壱/モーニングコール 炭治郎side
【※善逸と炭治郎は″同居設定です。″ 炭治郎は実家のパン屋に通いながら、善逸は夜にこっそりと任務へ、という生活をおくっています。】
----キリトリ----------
【壱/モーニングコール】
カーテンの隙間から漏れ出た日光と、鳥のさえずりで目を覚ました俺、竈門炭治郎は、眠気の残っているぼんやりとした頭のまま、カーテンを開けようようと手を伸ばす。いつもならば楽々届くはずの手は、ある人物によってそれを不可能にしていた。その人物へと視線を流せば、気持ち良さそうにすやすやと眠っていた。……俺の片腕を抱き枕のように抱えて。
「…善逸……、善逸。起きるんだ。」
ぺちぺちぺちと彼、我妻善逸の頬を叩いてみるものの、微動だにしない。……仕方ない、と秘策をとってみることにした。
「″……善逸さん、起きてください″」
「おはようございます禰豆子ちゃん」
カッと目を開ける善逸。そう、俺の秘策は実の妹、禰豆子の声真似をすること。我ながら可愛い可愛い妹の真似は完璧(?)だが……
「…気持ち悪いぞ、善逸。」
鼻息を荒くし、ギンギンに目をかっぴらいている善逸の様子を例えるならば…餌を欲しているデメキンのようだ。
「なに?!何その音!!!!!なんの感情なの?!?!?!?!ねぇえ″!!!」
抗議するように、善逸の体が前に出る。
「こら。朝からうるさいぞ、ご近所の迷惑になるだろう。」
「ごめんねええ″?!?!でも今のは炭治郎も非があるよ?!(小声)」
いつものように他愛もない会話を垂れ流していると、未だ解放されていない自身の腕のことを思い出した。
「善逸、それよりも腕を離してくれないか?このままではベッドから動けない…、」
「あっごめんごめん。……炭治郎って暖かいから、つい…ね。」
「……?」
……善逸からは、たまに不思議な匂いがする。今だってそうだ。どこか悲し気な、懐かしいものを愛でるような……そんな匂い。その匂いを感じ取る度、ズキン、と胸が短い悲鳴をあげる。自分でも、何故このようになるのか分からない。胸に手を当てて考え込んでいると、既に体を起こしていた善逸が顔を覗いてきた。
「どうしたの?炭治郎。変な音しちゃって…」
「……ううん。何でもないんだ。さ、早く朝食を作らないと遅刻しちゃうな。」
「あ″っ、そうじゃん!!!!またとm……おぇ″っ…」
「冨岡先生に怒られちゃうな?」
ふふっ、と笑みが溢れる。
「(善逸の為にも、早く朝食を作らないとな。)」
″友″より先に部屋を出た俺は、自分の身に注がれていた視線に気付きもしなかった。
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投稿主
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作者ですこんにちは
投稿主
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アイコン作成中のため、
今回はふきだしなしで…やってみたんですが……。どうなんでしょう、見にくいですかね…?
投稿主
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分かりやすいようにと口調に気を付けたんですが……。
アイコン制作頑張らねば……ァ……ア…()