前回最後に話してた理由を言うね
私の母がこう言ったの「あんたなんか産まなきゃよかった」「お前なんて死んでしまえ」
「出ていけ」「お前なんて消えろ」これ聞いて自分は愛されてるなんて思う人いないでしょ?
そして私は15歳であの事件を起こした
事件を起こしてもどうも思わなかった私は頭がおかしいのかな…
私の母は大手化粧品会社の社長で世間で言うお金持ちなの
だから生活には困らなかった
毎日毎日帰ってくるのは12時をまわってた
そのストレスで私を毎日毎日怒鳴っては暴言吐いて、酷い時は殴られる時もあった
寮制の国立魔法魔術学校に転校だって聞いた時は解放されると思うととても安心した
「なんで自分がspadeだって知ってて早くから転校しなかったの?」って思うでしょ?
その理由は母が私を転校させてくれなかった。なぜかって言うと世間からspadeは嫌われてるから。気持ち悪い、怖い、キモイこんな理由。母は制御用のアクセサリーなどを裏から入手して私の身に付けた。でも、私が事件を起こしたからこんな母の努力も無駄になった。今思うと身体のSOSであの事件を起こしたのかもしれない。
母は常に自分のプライド、世間からの目を気にしてた
だから、自分の娘がspadeなんて世間に広まったら自分のプライドが傷つくと思ったらしい
ね?私は愛されてない
そもそも私は誰も愛さない
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。