2日ほど経って、テオくんと相談して動画を撮ることに。
二人の間に緊張感が漂う。
今回話すのはスカイハウスに住んでること、付き合ってること。
もちろんじんたんも一緒。
気づいたら頬に温かいものが流れていた。
テオくんっ…
なんでそこまで優しいの…?
それで動画は終了。
でもたぶんアンチは来るんだろうな…
泣いちゃった。
もう思い出してしまった。
何か手に温かさが感じる。
手を見るとテオくんが繋いでくれていた。
でもごめんなさいっ…
今は1人にして。
私は撮影部屋を抜け出してテオくんの部屋に駆け込んだ。
ここが落ち着くんだ。
ベッドに横になる。
テオくんの匂いだ…。
いい匂い。
全身テオくんに包まれてる感じで幸せだった。
でもあの記憶は蘇る。
涙が止まらない。
私はいつの間にか寝てしまっていた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。