事務所から帰ってきて今は15時。
ずっとここにお世話になってちゃまずい。
引越しとか考えないと。
私はスカイハウスに置き手紙をして荷物を持って出た。
道を通っても何事も無かった。
まだ私の家は警察によって観察してくれてるらしい。
家の前に着くと警察官が立っていた。
ドアの前に立つ。
黄色い立ち入り禁止のテープが貼ってあった。
オートロックの持家を建ててもらうのは大変だったなぁ。
私は久しぶりに鍵を開けた。
リビング、自分の部屋、洗面所。
全てが綺麗になっていた。
でも私は思ってしまった。
また襲われるかもしれないと思うと怖すぎる。
次はオートロックのマンションにしよう。
さすがに家を建てるお金はない。
私は動画のネタにネットで買ったもののダンボールに一つ一つものを入れていった。
そして引っ越し屋さんに電話した。
マンションも調べていい所にした。
しかもスカイハウスにも距離が近くなった。
引越しの準備をしてもう19時。
きっとスカイピースが心配してる。
早く帰らないと。
私は早足でスカイハウスに戻った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。